・CISC型の汎用LSIのCPUが用いられる。
・主記憶装置の素子にはMOS型半導体メモリが用いられる。最近ではキャッシュメモリの実装や仮想記憶システムの採用が普及している。
・GUI中心のOSの環境において用いられる。そのため、グラフィックス表示のハードウェアアーキテクチャも重要な要素である。例えば、図形表示のための数値計算を高速化した専用のLSIが用いられている。
・入出力バスにSCSIを採用したシステムも多い。
・主にサーバーとしての使用を目的としたコンピュータを指す場合が多いが、一般にパーソナルコンピュータの上位機種として分類されている。
・RISC型のLSIを採用しているものが多い。
・LANインタフェースは標準装備。LAN環境の中で、機能を特化させたマシンを配置し、分散処理での利用形態が普及している。
・ファイルサーバーの場合、ディスク装置のインタフェースはSCSIが用いられる。
・ワークステーションの種類は、次が挙げられる。
ただし、これらの種別に明確な定義があるわけではなく、むしろ機能分散処理環境の中での分担機能を表している。
・小規模な汎用コンピュータの性格が強い。
・企業業務全体のシステム化を分散処理を実現する際の部門コンピュータとして用いられることが多い。
・ディスク装置はチャネル装置を介して接続されるのが一般的である。
・「汎用」とは「何にでも使える」という意味である。大昔、コンピュータといったら用途に依存していた。ところが1964年に、IBM社がSystem/360*1を発表した。このSystem/360は汎用コンピュータであり、世界中のコンピュータ業界に大きな影響を与えた。
・カスタムVLSIで実現したCISCが使われる。
・仮想記憶機構を備えているのが標準的である。
・システムの規模にも依存するが、多重仮想記憶機構(複数の仮想記憶空間を持つことが可能な機構)を持つものが多い。
・通常、電源管理、空調管理、入退室管理が行われるサーバーファーム(専用室)に設置され、厳重な管理が行われている。
・マルチプロセッサ(主にデュアルプロセッサ)で構成されているものが多い。
・浮動小数点演算機構は、オプションとなっているものが多い。汎用コンピュータは色々な分野で使用されるため、このような機能はユーザーの用途に応じて付加するように設計されている。
・オンライン業務に用いられることも多く、信頼性を高めるための工夫(自己判断機能など)がなされている。
・入出力は、チャネル制御である。
・入出力機器インタフェースを、主要メーカーの規格に合わせた製品もある。このような製品をプラグコンパチブルと呼ぶ。
・汎用コンピュータを含む広い意味での大型コンピュータのこと。
・メインフレームの上位機種にはスーパーコンピュータが含まれ、下位機種にはミニコンピュータが含まれる。
・CPUは、パイプラインやベクトル化などの高速化技術を採用している。
・高精度の数値計算に有利なように、ワード長を大きく取るのもスーパーコンピュータの特徴である。
・大規模なマルチプロセッサ構成が取られることもある。
・スーパーコンピュータのハードウェア性能を十分に引き出すには、パイプラインに並んだ命令列を極力乱さないように、ベクトル演算を有効に用いて無駄な繰り返しをしないようなコードを生成するコンパイラの技術が必須である。
・汎用コンピュータほどの性能や運用管理を必要とせず、オフィス内に設置する汎用コンピュータのこと。
・現在ではミニコンピュータの上位機種は汎用コンピュータに、下位機種はワークステーションに分類されており、ミニコンピュータとして分類することは少なくなっている。
・個人が使用するコンピュータ一般を指す。
・ワープロ・表計算・通信・ゲーム・音楽など用途は様々である。
・高性能のCPUと大容量のHDDやメモリを持つクライアントマシンをファットクライアント(fat clinet)という。逆に、大きな機能を持たせず、処理はサーバーに任せて結果だけを表示する形態のクライアントをシンクライアント(thin client)という。
・自動車・家電・携帯電話などに組み込まれているコンピュータのこと。
・ワンチップもしくはワンボードで実現される。
・携帯電話やゲーム機のような特定の用途のために設計・製造されるICを総称してASIC(Application Specific Integrated Circuit)という。