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ステンレス鋼

  • =stainless steel
  • 文字通り錆びない鋼である。
  • は湿気に触れると赤錆が生じ、塩酸のような非酸化性の酸に侵すと溶け出す。ところが鉄にクロムを固溶させると錆びにくくなり、特にクロムを12〜13%以上固溶させるものは著しく耐食性がよくなる。そこで、クロムを13%以上添加して錆びにくい性質を付与した鉄-クロム系合金鋼をステンレス鋼という。
    • 金属学者のタンマンの耐酸限説によれば、鉄-クロム合金はクロムを13.3%以上含めれば耐食性がよくなるという。
  • ステンレス鋼が錆びにくい性質を持つ最大の理由は、鋼の中のクロムが参加されて鋼の表面に緻密で極薄い(数十オングストローム)安定した酸化膜を形成し、それが鋼自身を環境から保護するからである。
    • この安定した酸化膜を不働態皮膜と呼ばれ、酸化性の環境、即ち酸素が十分に存在する環境では極めて安定している。
  • ステンレス鋼の不働態皮膜は半田付けにも不都合に働いてしまう。
    • 半田が不働態皮膜に濡れないために、それを除去する必要があるからである。さらに不都合なのは不働態皮膜は化学的に極めて安定しているので、不働態皮膜を除去するのが困難なのである。不働態皮膜を除去するためには一般に化学的活性の強いフラックスが用いられる。

参考文献

  • 『はんだ付のおはなし』