目次 †
スプリッタ †
- ADSLモデムは音声の周波数よりも高い周波数を使う。よって、ADSLモデムを使う場合、電話用メタル回線をそのまま使うわけにはいかない。なぜならば、今敷設されているメタル回線は必ず電話交換機に接続されることになるからである。
- 電話交換機は音声周波数しか扱わないため、ADSLで用いる高い周波数は伝送されない。
- そこで、電話用の4kHzまでの周波数とADSL用の周波数を分離して、電話用の周波数は今まで通り電話交換機へ渡し、ADSL用の周波数は電話サービスとは別のサービス（例：インターネット）へ渡すといった役割をする装置が必要になる。この装置がスプリッタである。
スプリッタの接続形態 †
宅内のスプリッタ †
- 宅内ではメタル回線にスプリッタを接続し、スプリッタの配下にADSLモデムと電話機を接続する。
電話局内のスプリッタ †
- 電話局内ではメタル回線にスプリッタを接続し、音声周波数は交換機へ、ADSLで伝送された周波数はADSLモデムに送られる。
参考文献 †
