目次 †
ソルダレス温度計キットK-02912 †
開封前
- 秋月電子のキット。
- 価格:1,400円
- 電源は付属してないので、DC5Vあるいは5.5〜20VのACアダプタを用意する。
- 組み立て+校正:100分
- ラジオペンチで線を折り曲げていたので思った以上に時間がかかった。
主要部品 †
- ブレッドボード:EIC-801
- 高精度・摂氏直読温度センサーIC:LM35DZ
- 2桁シングルチップA/Dコンバータ:NJU9252A
- 高性能・低消費電力。
- 外付け部品が極めて少なく、簡単な構成でデジタル温度計おあるいはデジタルメーターなどに幅広く応用ができる。
- 内部回路はサンプル・ホールド回路、発振回路、7セグメントデコーダ、表示ドライバ、制御回路で構成されている。
- LEDを直接駆動することができる。
- 赤色7セグメントLED:C552-SR
- 低ドロップ3端子レギュレータ:NJM2930L05
- 部品点数が多く見えるが、ジャンパー線(0Ωの抵抗器)が40本もあるためである。
説明書 †
組み立て †
個人的メモ †
- R7の場所がわかりにくいが、g-18〜g-19の位置である。
- 使用する電源の電圧によって、DCジャックの+を接続する位置が異なる。
- 7セグメントの表示で数値としてありえない文字が表示された場合、どこかの抵抗器が外れている可能性がある。
- 説明書通りに、DCジャックの端子2をカットした方がよい。
- 元々ジャンパー線は8本余るので、長さの調整に失敗した場合は新しいジャンパー線を用いて加工した方がよいかもしれない。
- JP18,JP24は立体的に接続する必要がある。
動作確認 †
校正時
校正後の動作時
- ACアダプタとして、NP12-1S1210を使用した。
- 秋月電子製
- Input:AC 100-120V, 50/60Hz 0.3A
- Output:DC 12V 1A
- 電源投入直後だと、回路が安定しないため、温度表示が高めになる。
- 十数秒経つと、回路が安定して、適切な温度表示になる。
- ただし、自分の環境では、アナログの温度計と比較すると、2度ほど高めに表示された。
動作原理 †
- 温度センサーであるLM35と、センサーを除く電圧計部分(NJM9252Aとその周辺部品)から構成される。
- LM35は0.01V/℃で温度を電圧に変化するので、電圧計は100℃/Vで電圧を表示するように作れば、温度計ができる。
- 電圧計は電圧0Vで0を表示するように設計されているので(オフセット0)、電圧を数値表示する比率、即ち傾き(フルスケール)のみを調整うsる。
- 任意の電圧の校正電圧を用意して、校正電圧にLED1の表示が一致するように、傾きをVR1で調整する。
- 校正電圧は0Vより1Vに近い電圧ほど、電圧計の精度を高めることができる。
- 校正電圧は、回路電源(+5V)を抵抗で分圧して作る。