目次 †
ディジタルRF電流計(高周波電流計)バージョン2 †
- パーツセットの組み立て式なので\1,550
- ハムフェアで購入
- 漏洩電流(RFインターフェア対策、RF回り込み対策)を調べるための測定器。
- 製作時間:2時間
特徴 †
- RFインターフェアの原因となるコモンモード電流を測定するために使用する。
- 洗濯バサミがRF検出部のトロイダルコアになる。トロイダルコアの部分が2分割になるようになっていて、このコアに同軸ケーブルやコード類を挟む。そして、ミノムシクリップにデジタルテスターを接続して、直流電圧を読み取り、換算(指示値の1/10)すれば、RF電流値となるように設計されている。
- 家電製品の電源コード、電話線、トランシーバーの入出力コードを挟んで調べる。
- 洗濯バサミは大きいので、10Dクラスの同軸ケーブルを挟むことも簡単。
- 漏洩電流を防ぐために怪しい部分にコアを入れるが(同軸ケーブルならフェライトコア、電源ラインなら分割コア)、コアの挿入前後で数値変化を見ながら挿入していく。
内容物 †
- 分割リングコア・ナイロンクランプE04ST402715D or MTCN402715H×1個
- ショットキーバリアダイオード1SS198×4個
- 抵抗器(炭素被膜)
- 1MΩ(1/4W)×1個
- 120Ω(1/4W)×1個
- 4.7KΩ(1/8W)×4個
- セラミックコンデンサ0.01〜0.1μF×2個
- ビニール皮膜線(クランプ用)0.3SQ KV…2m
- 赤黒平行線(表示部接続用)0.3mm平行VFF…1m
- 結束バンド(小)FB-100×10本
- ユニバーサル基板(6×9穴)×1枚
- 熱収縮チューブ
- 20φ 透明100mm×1個
- 3φ 40mm×1個
- ミノムシクリップ(小)×2個(赤・黒1つずつ)
- 特大洗濯バサミ ビックピンチ×1個
- 組み立て用資料3枚(部品表・回路図・作り方など)
製作 †
回路図 †
使用した道具 †
- はんだ
- はんだごて
- ニッパー
- ワイヤーストリッパ
- ヒートクリップ
- 蛍光ペン
- 先端がくの字のラジオペンチ
- 割り箸
- ミノムシクリップに挟んでカバーをはずすときと取り付けるときに使う
- デジタルテスター
製作手順 †
付属の資料より、公式ページの方がカラーなので読みやすい。
1:まずはクランプコアに黄色のビニール皮膜線を巻く。結束バンドで4箇所固定してから、説明の通りナイロンクランプの上から左5回・右5回分巻く。両側巻き終わったら、折り返して、黒の3mmφの熱収縮チューブに通す。その後、余分な結束バンドと開閉口のナイロンの突起部分をカットする。
2:特大洗濯バサミにコアごと挟む。
3:一旦洗濯バサミの方は置いておいて、ユニバーサル基板のはんだ付けを行う。これが検波部基板になる。6×9穴じゅなくて6×10穴なら1MΩの抵抗が配線しやすいと思った…。
検波部基板のはんだ付けが完了したらコードと繋げる。表示部への接続において、プラスが赤線、マイナスが黒線になるように接続する。コア側への接続はプラスマイナスの区別はない。
4:黒い熱収縮ケーブルのところを取っ手の内側穴から結束バンドで止める。次に、洗濯バサミの内側に検波部基板をセットして、その上から20φ透明熱収縮を被せる。そして、ドライヤーなどでの熱風で収縮固定する。
5:赤黒平行線の先に、ミノムシクリップを半田付けする。これで完成。
結束バンド3本、20φ透明熱収縮が少し、ビニール皮膜線が余った。
測定実験 †