目次 †
ブレインストーミング †
- ブレインストーミング(略してブレスト)とは、複数人で自分たちのアイデアや考えをできるだけ多く創り出す会議の方法である。
- アメリカのアレクサンダー・F・オズボーンが1953年に提案した。
- 最もよいアイデアは、生み出された多量のアイデアのうちの最後の3分の1にあるといわれている。
- 荒削りなアイデアほどよいといわれている。
- それは弱いアイデアを活性化させるより、荒削りなアイデアをならして合理的にする方がやりやすいからである。
- 相手のアイデアに乗っかる肩車法や、相手のアイデアはこうだが、こうすればよりよくなるというような馬跳び法などを試みるのも効果的である。
- ブレインストーミング法に類似したものとして、ブレインライティングという手法も存在する。
- 企画アイデアを練り上げていく方法として使われる他に、限られた時間の中で多くの情報を表面化させたい場合にも有効な方法としてアレンジして使われる。プレゼンテーションの組み立て作業においても、ブレインストーミングを必要な情報の書き出しのための手段としても使える。
- 何度かのブレインストーミングを続けていくと、プロジェクトのメンバーとの意見の違いや認識のずれも明確になり、コンセンサスを作るためにも役に立つ。
特徴 †
ブレインストーミングには次の特徴がある。
- 自由闊達な態度が必要である。
- 批判を保留する。
- アイデア作りの段階とその評価段階を区別しておく。
- アイデア量は多いほどよい。
- 問題の定義を適切にする。
- 各アイデアの繋がりを高くする。
- 人数は5〜15名が適当である。
- アイデアを出しやすい人数は6,7人。
- この人数だと、自分も話さなければならないと思ってしまう最適な人数である。
- 人数が少なすぎると、出てくる情報が偏ったり、十分な情報がなかなか集まらない。
- また、出席人数が多すぎても、表面的な薄味のものになってしまう恐れがある。
- 批判的評価は会議後に必要となる。
- 会議前のウォームアップ(約5分以内)で参加者のリラックスを図る。
- グルーピングしていく中で時間はかかるが、お互いの意見のすりあわせができる。その反面、原因の追及や解決策の具体化が甘くなる可能性もある。
ブレインストーミングの基本ルール †
- テーマは事前に伝えられ、出席者はあれこれ考えておく。
- ブレインストーミング中、他人のアイデアを批判したり、否定してはいけない。
- 話しまくれ。
- 最適時間は2時間。
- 新しいアイデアを生み出すために、他人のアイデアを活用する。
- テンポを大事にする。
- 上司部下は関係なし。
参考文献 †
- 『「プレゼンテーション」に強くなる本』
- 『ロボット創造学入門』
- 『年収が10倍アップする!フィッシュボーンノート術』