目次 †
プレートテクトニクス †
地震活動・火山活動・造山運動・地殻熱流量などの地学現象を統一的に説明する理論である。
プレート †
- プレートはリソスフェアである。
- プレートの厚さは海嶺の軸付近ではほぼ0kmだが、海溝へ近づくにつれて厚くなり、海溝付近では100km前後になる。
プレート境界 †
プレート同士の境界には3種類ある。
広がる境界 †
海嶺ではプレートが作られ、境界が側方へ広がる。例えば、大西洋中央海嶺、東太平洋海嶺がある。
海嶺の特徴は次の通りである。
- 地殻熱流量が高い。
- 玄武岩質火山活動が起こる。
- 海嶺では海洋プレートが作られるので、海洋底の地殻の玄武岩質岩石を作る玄武岩質の火山活動が起こる（海洋底の地殻が玄武岩質岩石だと知っていれば、海嶺での火山活動のタイプが推測できるということ）。
- 正断層型地震が起こる（震源は浅い）
すれ違う境界 †
トランスフォーム断層では、プレート同士がすれ違う。例えば、北米サンアンドレアス断層がある。
トランスフォーム断層の特徴は次の通りである。
衝突する境界 †
海溝や造山体ではプレート同士が衝突し、片方のプレートがもう片方のプレートにもぐりこむ。
海溝の特徴は次の通りである。
- 地殻熱流量が低い。
- もぐり込み口付近で逆断層型巨大地震が起こりやすい。
- もぐり込みプレートに沿って深発地震が起こる。
- 深発地震面は発見者の名前を取り、和達・ベニオフ面とも呼ばれる。
島弧の特徴は次の通りである。
- 地殻熱流量が高い。
- 安山岩質火山活動が起こる。
- 海溝では火山活動は起こらないが、もぐりこんだプレートの100kmぐらいの深さのところでマグマが発生し、上がってきて、島弧上で火山活動を起こす。
造山体の特徴は次の通りである。
参考文献 †
- 『実況中継シリーズ 大学入試センター試験 地学IB』
