・知覚とパーソナリティの関係を理解するために、精神科医Hermann Rorschachによって創案された。
・基底の人格構造を明らかにするために考案された投影法人格検査。
・想像力や創造性を研究するインクのしみ技法に由来する。
・5種類のスコアリングシステムが作られるが、Exnerの包括的システムが最も教授されており、心理測定論的にも堅固である。
・解釈は、被験者がどのようにしてその反応に到達したかに基づく。反応内容は副次的である。
・ロールシャッハ法を正式に研究するための財団の創立
・標準化のための大規模なデータベース
・標準化された実施手続き
・一貫性のあるスコアリングシステムの開発
・独自のスコアリングカテゴリーの提案
・経験的データに基づいた解釈
・研究にあたって、年齢、性、IQ、そして社会経済的地位を統制した標本の採用
・Rorschachが選んだ10枚のインクのしみ原版が、標準版として今日も用いられている。
インクのしみは各々ほぼ左右対称で、約17×24cmの板紙の中央に配置されている。
・5枚のカードは無彩色、即ち黒白のカード(I、IV、V、VI、VII)。残りの5枚は有彩色、即ち色彩カード(II、III、VIII、IX、X)。
カードIIとカードIIIは、黒と赤のみである。