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LEDチェッカーキット2

目次 †

LEDチェッカーキット2 †

• Wonder Kitの「LEDチェッカーキット2」
  • 型番：LED-36
• 価格：\580
• 定電流回路により、LEDに流す電流を10mAと20mAにワンタッチで切り替えできる。
  • また、同時に2つのLEDをチェックすることができる。
• 電源電圧：標準DC9V(006P電池使用)
• 動作時電流
  • 最大40mA：LED全点灯時
  • 10mA：通常(片側)
  • 20mA：スイッチON
• 電流切り替え機能：スイッチにより10mA→20mA切り替え
• 本体サイズ：W30.5×D54.5×H32mm
• LEDは発光色や品種によって、点灯電圧が異なっている。通常はLEDに合わせた制限抵抗を計算して、点灯しなければならない。
• 本チェッカーでは点灯電流を一定値に自動制御するので、LEDの品種（赤色・白色・青色など）に関わらず、一定の点灯電流を供給することができる。
  • 2個並べて取り付けられるので、同一電流でのLED（異なる2つのLED）の発光比較に最適である。
• 待機電流がないので、電池を付けたままにしてもよい。
• FET使用回路によって、定電流ダイオードより正確な電流制限能力がある。
• 使用可能LEDは単色発光LEDに限る。
  • VF（順方向電圧）の高いLED、白色、青色などのLEDのチェックもできる。
  • ただし、IC付きLED(自動点滅、多色発光など）の場合は、正常に点滅、色切り替えされない場合がある。
    • ブーストスイッチをONにして電流を多く流すことで正常動作する場合もある。
    • 自動点滅・多色発光など内部にICを搭載しているLEDは、逆に接続すると破損する恐れがあるので、極性をよく確認して端子に差し込まなければならない。

組み合て †

組み立て前

組み立て後

パーツリスト †

• 抵抗器
  • 灰赤黒金×2個
  • 青赤黒金×2個
• ジャンパー線
• FET
  • K30A×2個
• トランジスタ
  • C1815×4個
• タクトスイッチ×2個
• LEDソケット
• 電池ボックス
• 平ねじ
  • 2φ×3個
• ナット
  • 2φ×3個
• 基盤LED-36

回路図 †

定電流回路 †

　負荷が変化して、Q3（あるいはQ4）のコレクタ電流が増加しようとした場合、次のような経過でQ3（あるいはQ4）のコレクタ電流を減少させて、一定電流を保持しようとする。

1：Q3（あるいはQ4）コレクタ電流増加

2：Q5（あるいはQ6）ベース電流増加

3：Q5（あるいはQ6）コレクタ電流増加

4：Q3（あるいはQ4）ベース電流減少

5：Q3（あるいはQ4）コレクタ電流減少

　逆に電流が減少しようとした場合、同様にして一定値が保持される。

　FET（Q1,Q2）のVGSが一定の場合、VDSが変化しても、IDはほとんど変化しない特性を利用して、定電流回路を構成している。

ID=(Q3の)IB+(Q5の)IC

　つまり、IDは常に一定である。

　FETだけでも定電流特性は得られるが、（定電流ダイオードの中身と同じ）トランジスタ回路を加えることで、FETだけのときよりも定電流特性が向上する。

動作確認 †

1：電池ボックスに電池を入れる。

2：LEDソケットにLEDを差し込む。

　その際、＋側にLEDの足の長い方を差し込むこと。

3：点灯すればよい。

　点灯しないときはLEDの極性が間違っていないかを確認する。

[注意]LEDは極性を間違えても壊れることはないが、チェックする場合は極性に注意する。　◇

電池寿命 †