Tフリップフリップ †
- L→Hの立ち上がりがTから入ると、出力QもL→HかつH→Lとなる。 ̄QはQと逆である。つまり、Qと ̄Qが交互にT,Lになる。
- ICの74LS73の中にあるJKフリップフロップを代用して、Tフリップフロップを作ることができる(Tフリップフリップそのものが販売されていない)。
Tフリップフロップ利用によるパルス数を2進数に変える †
次のように2段重ねると、Q1とQ2の出力は2進数に対応する。Tフリップフロップを2段にすると、入力パルスが4個まで2進数表示できる。
T1入力 | Q2出力 | Q1出力 | 2進数 |
0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 1 | 1 |
2 | 1 | 0 | 10 |
3 | 1 | 1 | 11 |
4 | 0 | 0 | 100 |
- 1段のTフリップフロップ回路を通るたびに、パルスの数は半分ずつ減っていく。
- 10進数の0〜9を表すには、Tフリップフロップ回路を4段にすればよい。
Tフリップフロップの状態遷移図 †
Tフリップフロップの状態遷移図