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TK-85

目次 †

TK-85 †

• TK-80の後継機
• 完成品

TK-85の特徴 †

ソフトウェア面 †

• TK-85（TK-80も同じ）はメモリの容量が小さいので、アセンブラは用意されていない。よって、ハンドアセンブルの必要がある。

ハードウェア面 †

• CPU
  • μPD8085A
    • 8085A互換
    • TK-80は8080A互換のCPUを搭載しているので、TK-80のプログラムの多くはそのまま流用できる。
• ROM
  • μPD2316EC
    • 2316互換
    • μPD2716Dピンコンパチブル
    • 実装2Kバイト（最高8Kバイト）
    • 0000Hから07FFH番地はモニタプログラムが格納されている。
  • RAM
  • μPD2114LC
    • 1Kバイト
• インターフェース
  • 25個のON/OFFスイッチから成るキーボードと、8桁の16進数を表示するLEDによる表示装置のみの極めて簡単なものだけしかない。
    • 入力キーボードはハードウェアは単純であるが、ソフトウェアは複雑で、全体としてソフトウェアに依存するところが大きい。
    • 表示装置はハードウェアのみで、ソフトウェアはないに等しい。
• 電源
  • ＋5Vの電源が必要。
  • TK-85の＋5V端子と電源の+5V端子、TK-85のGND端子と電源のGND端子を、間違えないように接続すること。
• 寸法
  • 310×220mm
    • 結構大きい。

操作方法 †

• [REST]
  • 0000hアドレスに移動。
  • RAM上のデータは消えないので安心してOK。
• [ADRS/SET]
  • 右のLED下4桁に表示されている16進2桁の指定したアドレスに移動する。
• [WR/ENT]
  • 左のLED4桁で表示されているアドレス値に、右のLED下2桁に表示されている16進2桁の値をセットする。
• [RUN]
  • 左のLED4桁で表示されているアドレスから、マシン語が実行される。
• [MON]
  • プログラムの実行を停止する。
  • 停止したときのアドレスとアキュムレータとフラグの内容がLEDに表示される。
• [CONT]
  • プログラムの再始動。

押し間違えた場合 †

• [WR/ENT]で確定しないで続けて入力し直せばよい。

実験 †

• TK-85の動作確認を行う
• TK-85とカセットテープレコーダーを接続する

参考文献 †

• 『TK-85トレーニングブック』
• 『組み立てから活用法まで　マイコン入門』
• 『必修TK85で学ぶ　マイコン制御とアセンブラ入門』