現在コンテンツの一時公開停止中です。 //*目次 [#wd62f34e] // //#contents // // //*構造 [#x46fe4e8] // //・イグニションシステムの例を紹介します。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig4.gif) //フォード車 //#img(,clear) // //・ほとんどの車はキーによるステアリングロックがかかることができるようになっています。これを操作するイグニション部分がシリンダー錠になっています。このシリンダー錠がポイントです。 // //・このシリンダー錠をピッキングで開錠したり、シリンダー錠を取り外してハンドル周りのカバーを破壊したり、自動車用ショットドライバーを破錠したりするという手があります。 // // //*トランスポンダ内蔵イモビライザー [#xd8626ee] // //・イモビライザー(immobilizer:動けなくする)は、車両盗難防止のセキュリティシステムの一種である。このイモビライザー機能の要となる仕組みはそのキーに内蔵されているトランスポンダにある。 // //・トランスポンダとは、外から信号を受け取ると自動的に反応して信号を送り返す非接触型の応答器のこと。 // //・例えば、フォルクスワーゲンにはガラス封入型のトランスポンダが使用され、電磁コイル、同調コンデンサ、マイクロチップが確認できる。 // //・イグニションにキーを差し込むと送信機から電波が発射され、キーに内蔵されたトランスポンダから特定のIDコードが返信される。車両コンピュータこのIDを承認して初めてセルスターターが回ったり、インジェクターから燃料が噴出する。つまり、形状をコピーすればドアは開けられるが、肝心のエンジンがかからないようになっているのだ。 // //・今の車は、エンジンをコンピュータで制御するECM(エンジン・コントロール・モジュール)仕様であり、燃料噴射はCPUの管理下にある。イモビライザーは、このCPUと直接連動し、IDが正しく確認できないとエンジンをかけれなくするシステムである。1992年、一部のGM車に抵抗を埋め込んだキー(バッツキーあるいはパスキーと呼ぶ)が使われ始めた。バッツ(VATS)キーには、両面に電極が露出しており、間に特定の抵抗器が挟まれている。このキーをイグニションに差し込むと車両側で、その抵抗値を読み取る。この値が車両側の抵抗値と一致して初めてエンジンが始動することになる。 // //・抵抗の値は、全部で15種類程度しかないが、鍵山が一致しないとダメなので、専用のブランクキーがなければ複製は困難である。 // //・日本とは比べ物にならないほど高級車の盗難が多いヨーロッパでは、トランスポンダキー装備車は盗難保険の保険料が安くなっている。 // //・伊SILC社のRW100を使えば、トランスポンダキーのIDコードのリード・ライトができる(IDの読み取り、別のトランスポンダへの書き込み)。 // // このコードリーダーの上にターゲットのマスターキー(トランスポンダ式の鍵)を載せる。すると簡単にIDを読み取れる。読み取ると32個の英数字列が表示されるはずだ。後はトランスポンダ内蔵ブランクキーをコードライターの上に置いて、書き込めばよい。最後に、マスターキーと同じ鍵山に研磨する。ヤスリを使ってバリを取れば完成。 // //・また、HPC社の車の鍵のコード集CD-ROMを使って、マスターキーの番号から鍵の形状がわかる。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/tora1.jpg) //色々なSILCA製スペアキー //車種によって選択する。 //#img(,clear) // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/tora2.jpg) //スペアキーの表 //#img(,clear) // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/tora3.jpg) //スペアキーの裏 //#img(,clear) // // //*Ford車のイグニション錠の解錠 [#d32c335a] // //・晩年のFord車には3つのイグニション錠がある。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig1.jpg) //1970〜1973と1/2間のFord、Mercury、Lincolnのイグニション錠 //#img(,clear) // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig2.jpg) //1973と1/2〜1976と1/2間のFord、Mercury、Lincolnのイグニション錠 //#img(,clear) // //・Ford車には、レーキングを困難にするためのアンチピッキングピンを採用していることもある。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/anti.jpg) //ピンタンブラーの構造の違い //#img(,clear) // // 底が平らなので、通常のキーカッティングをした鍵では開かない //。次の図の点線のところを切るようにしておかなければならない。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/proper.jpg) //#img(,clear) // //・「STAR GEAR」switch stud cavityの違い // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig5.jpg) //#img(,clear) // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig6.jpg) //#img(,clear) // //・ブランクキーを次のようにカットしてFordピックを作ることができる。Fordロックはダブルサイド錠なので、2つ組み合わせて開けることができる。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig7.jpg) //#img(,clear) // // 次の道具は4種類の凸凹、即ち上のFordピックの4つ分に相当する。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig8.jpg) //#img(,clear) // // //*slammer利用によるFord車のイグニション錠の除去 [#l3e9034f] // //・slammerという道具を利用することによって、この2つのFordのイグニション錠は困難なく除去できる。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ig3.jpg) //slammer //#img(,clear) // // また、次に示す道具を使っても除去できる。原理はslammerと同じである。 // //#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ztop.JPG) //Russell製のFORD「Z-TOP」用のイグニションエクストラクター //#img(,clear) // //*クライスラー車のイグニション錠の解錠 [#i211ac73]