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*目次 [#h5c03856]

#contents


*マーケティングの定義 [#z9fc8a34]

**コトラーの説 [#q54c3329]

 マーケティングとは、価値を創造し、提供し、他の人々と交換することを通じて、個人やグループが必要とし、欲求するものを獲得する社会的、経営的過程のことである。

*マーケティング [#f316646d]

-マーケティングとは、企業がその製品の需要創造を行うための対市場活動です。つまり、自社製品のお客が増えるために手を打つことである。
-この活動は企業内部で意思決定される。しかし、その活動の働きかけの対象は、企業外部の市場にある。
--ここでいう市場とは、企業がその競争者と競いながら、製品の顧客を捜し求めて製品とその代価を交換する場である。
-マーケティングは、企業と市場との接点で行われる活動である。そのため、マーケティングの世界は複雑。
-マーケティングの上手な会社と下手な会社とでは製品のシェアが大きく違ってくる。


*マーケティングの歴史 [#t67e3317]

**マーケティングとソシュール [#b4313f01]

 言語学者の[[ソシュール]]によれば、言葉というものはすでに客観的に存在する事物の秩序に我々が記号によって名前を付けていったものではない。むしろ、人間が言葉によって事物の秩序を編み上げている。つまり、人間は事物の秩序の変化を直感で嗅ぎ取り、新しい言葉によって、事物の秩序を作り出すのである。

 この考え方に立つと、マーケティングという発生時の新語は、企業が市場を従来とは異なる見方で捉え、それとの新しい関係を作り出すための不可欠なコンセプトとして誕生したといえる。企業家精神を持つ事業家たちが、市場発展の動向を示すいくつかの特徴を直感し、既存の市場秩序の地平を越える新しい秩序を、マーケティングという言葉によって構想し図式化しようとするものであった。

*4P [#yffe157b]

 単純化すると、マーケティングは次の4つの要素を最適化して、個人や組織がそれぞれの目的を達成しようとする継続的な活動といえる。 

+モノ、製品(Product)
+価値、価格(Price)
+流通(Place)
+促進活動(Promotion) 

 これらは頭文字を取って''4P''と呼ばれる。

*ニーズとウォンツ [#k711965b]

**ニーズ [#ac1254a3]

-現実と望んでいる状況との間にギャップがあると感じている状態のことで、消費者の求めるモノやコトを総称する。
-マーケティングでは基礎的で非常に重要な概念である。

**ウォンツ [#x97d207e]

-ニーズと同意義に使われることもある。
-分けて考える場合、ニーズが特定の製品を対象としてないのに対して、ウォンツはそのニーズを満たすために特定の対象(製品)を指す。

例1:他人から地位が高いと尊敬されたいのがニーズ。 ◇

例2:ニーズを満たすために[[宝石]]や高級車を欲しがるのがウォンツ。 ◇

[補講]需要(demand)とは、特定の製品を買う能力や意欲といったもので裏付けられている特定の製品に対する[[欲求]]のこと。 ◇


*マーケティングと心理学 [#we767253]

-モデルチェンジを繰り返し、[[計画的陳腐化]]作戦を行う
-衝動買いは右で起こる
--スーパーマーケットの商品棚では右側に消費者の注意が集中しやすく、左側よりも1.5倍から2倍売れる。
--この法則は色々な業種の経営者に知られていて、よく実践されている。そのため、右側の商品棚にはあえてちょっと値の張る商品を並べる店も少なくない。また、自動販売機でも、新製品やうりたい製品を右側に置いている。段々人気がなくなってきた製品は、次第に左へ左へ移されていくわけだ。
-二者択一法で迫る
--セールストークには、あるひとつの法則がある。それは、「AとBのどちらを選ぶか?」と尋ねることである。つまり、意図的に選択の幅を狭めてしまうことで、相手の意識を限定してしまう心理戦術である。
--[[誤前提暗示]]
-わざとレア物にして注目を集める
--人間は手に入らないとわかると、ますますその商品が欲しくなる。例えば、アメリカの禁酒法時代では「酒は違法」といえばいうほど、人々は地下に潜って酒浸りになった。
--「現品100個限り」、「期間限定」、「数量限定」、「レアもの」、「お一人様1個まで」、「当店でしか手に入らない」などと書かれた商品は、人間の欲望をかき回す巧妙な罠なのだ。
-[[音楽]]で客の行動を操る
--テンポの遅い音楽をかければ知らぬ間にのんびりした気持ちになり、気付いたときには買い物カゴの中にはいらないものがどっさり入っていたということになる。また、店の回転をよくしたいときに、テンポの速い音楽をかけるという手もある。
--[[同調性]]
-[[照明]]を活用して客を追い出す
--照明を暖色系のもの(赤系統の白熱灯)を使うと、客の心理的時間が狂い、早く帰るようになる。

*クチコミのマーケティング [#wf2c01f9]

-人工的クチコミは、仕掛ける企業の意図が見えると本音によるクチコミ発生が阻害される、あるいは統制できないなどの課題が多くある。
-しかし、本当にその情報を欲している人に伝われば、あるいは他人にも話したい内容であればクチコミとして広まっていく。
-まずはターゲットの設定である。クチコミが広がりやすいという点では似た者同士がよく、デモグラフィック特性による分類、考え方や行動に共通点のある趣味集団などが挙げられる。実際には、最初のアプローチ先として、オピニオンリーダーやヘビーユーザーが選ばれることが多い。
-次にいかに人に話したくなる話題を提供できるか、その刺激の与え方である。人の知らない話題、希少な商品、ストーリー性、参加性、不安を煽動するものなどが考えられる。-また、クチコミのルートは伝統的な井戸端会議だけでなく、BBSやblogといった共通の興味関心を持った同士の時間や空間を越えた情報交換の場などもある。
-クチコミの自然発生・拡大のメカニズムは未だ研究途上。
-クチコミをマーケティング戦略に取り込む上で基本的に3つのことがある。一つ目が「品質のよいものでなければならない」、二つ目が「クチコミの自然発生・拡大作用を促す」、三つ目は[[マーケティング・ミックス]]の中に位置付けられるべきであるということ。

*インターネットマーケティング [#f26629db]

**CRM(Customer Relationship Management) [#f833c919]

-顧客との関係を重視し、顧客とのコミュニケーションを最適化するマネージメントである。
-企業側の都合を優先するのではなく、顧客一人一人の嗜好・要求を察知し、それに即応していくことがキー。
-コンピュータシステムを利用することから、e-CRMと呼ばれている。
-CRMを実現するための具体的な方法として、パーソナライゼーション(顧客それぞれに最適な情報やサービスを提供すること)やリコンメンデーションサービス(顧客のCookie情報を活用し、顧客ごとに最適な商品を奨める方法)がある。

**BBS [#f750afde]

-BBS(電子掲示板)を設置することにより、顧客の意見を吸い上げる。
-また、BBS上で、新たな顧客を増やすこともできる。
-BBSに不穏当な発言が掲示された場合は、サイト運営者として適切な調整機能を果たす必要がある。
-[[プロバイダ責任制限法]]の施行によって、サイト管理者は違法情報の削減請求の方法や個人情報の開示請求があった場合の対応方法などをあらかじめ決めておかなくてはならない。
*参考文献 [#l41a08c1]

-『ベーシック会社入門』
-『マーケティングの知識』
-『図解 超入門経営のしくみ』
-『「欲望」の心理戦術』
-『実務入門 よくわかるマーケティング入門』
-『完全対策NTTコミュニケーションズインターネット検定 .com Master★★ 2005』