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*目次 [#b1e313e1]
諸事情により解錠の方法については公開を停止します。~
書籍『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』では、錠前の構造、歴史、鍵開けについて詳細に解説しているので、そちらを参照してください。

#contents
[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]

-興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。
-[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。

*脆弱な鍵を採用しているメーカーのリスト [#c374a7d2]
 不正に解錠されやすい車のメーカーの一覧を次に示す。

|順位|メーカー|
|1|ニッサン|
|1|スバル|
|2|ホンダ|
|3|スズキ|
|3|ダイハツ|
|4|三菱|
|5|マツダ|
|5|トヨタ|

//*目次 [#b1e313e1]
//
//#contents
//*宣伝 [#ed3b39b6]
//
// 鍵開けに関するページでは、古かったり、誤った解釈をしていたりするところが多々あります。今後は少しずつ修正する予定です。~
// 錠前の構造、歴史、鍵開けの方法を載せた『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』が発売されています。サイトの内容はほとんど参照しないで書いたので、あまり重複していないと思います。
//
//[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]
//
// 興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。
//
//
//
//*脆弱な鍵を採用しているメーカーのリスト [#c374a7d2]
// 不正に解錠されやすい車のメーカーの一覧を次に示す。
//
//|順位|メーカー|
//|1|ニッサン|
//|1|スバル|
//|2|ホンダ|
//|3|スズキ|
//|3|ダイハツ|
//|4|三菱|
//|5|マツダ|
//|5|トヨタ|
//
//
//*ピッキングツールによる開錠 [#n540ccfe]
//
//**動画で理解する [#o4b5f56a]
//
//-[[動作1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/pickcar2.mpeg]](トランクの鍵)
//-[[動画2:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/car.mpg]](サイドの鍵)
//-[[動画3:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/trunk.mpg]](トランクの鍵)
//
//
//*JIGGLER利用による開錠 [#m8ae15a2]
//
//-''JIGGLER''というファイブマジックキーのようなものを利用して開錠できることもある。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/jug.gif)
//「SJG-10」(実売価格23ドル)
//#img(,clear)
//
//-JIGGLERは通常10つのピックがセットになっていて、ダブルサイドキーのような見た目である。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/j4.GIF)
//標準的なセット
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/j3.gif)
//簡易的なセット
//#img(,clear)
//
//-JIGGLERは、ちょっとしたテクニックがあれば簡単に扱える。テンションさえ使わずにすむ。 
//-使い方は、セットの中からマスターキーに最も近いJIGGLERを選択する。 
//--それを鍵穴に入れて、時計回りまたは半時計回りに軽く回してテンションを掛ける。その状態のままJIGGLERを出し入れをしてレーキングする。うまくいけばこれだけで鍵があく。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/j2.gif)
//#img(,clear)
//
//-鍵を掛けたい場合はJIGGERでテンションをかけた状態で、上下に動かせばよい。
//
//
//*スチールフィンガー利用による換気窓の突破 [#m7a6e3c4]
//
//-次のようにスチールフィンガーを使うことでスライドボルト(slide bolt)を開けることができる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/win6.jpg)
//#img(,clear)
//
//-また、次のようにスチールフィンガーを使うことで回り継手(swivel)を開けることができる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/door6.jpg)
//#img(,clear)
//
//-針金で作ったスチールフィンガーの簡易版でも開錠可能。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car18.jpg)
//#img(,clear)
//
//*マイナスドライバー利用による換気窓の突破 [#y535a4c3]
//
//-マイナスドライバー(またはお好み焼きを作るへらみたいなモノ)で換気窓の隙間を作り、そこから特殊な刻み目のある薄い板を入れ、窓を開けるための回転ハンドルを回して窓を開けていくことができる。窓が開いたら、外から手を伸ばして、ドアの鍵を解除すればよい。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/win7.jpg)
//マイナスドライバーで開いたところ
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car16.jpg)
//お好み焼きを作るへらみたいなモノで開いた
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car17.jpg)
//ドアハンドルを回す道具
//#img(,clear)
//
//
//*隙間からのドアロックの解除 [#j44b98d6]
//
//-次のようにへらのようなものでドアの上部に隙間を作り、内側に細い道具を差し入れて、ドアロック(プッシュタイプ)を強制的に引き上げ、ドアを開錠することができる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car19.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*差し金利用による解錠 [#j12c2207]
//
//-差し金を使うには、ドアとドアガラスの間に、一定の隙間があることが前提となる。この隙間は差し金の道具が入るだけの隙間があればよいのだが、年式の新しい車種に関してはこの隙間がほとんどない。それも高級車であるだけ隙間が厳しい。 
//--隙間を広げるための道具(エアバックのようなもの)もあることはあるが、それでも条件がうまく合致したときでなければうまくいかない。 
//-縦に通るロッドは、上に引き上げるだけで簡単にロックが解除されてしまう。 
//-ドアロックのレバーがドアの前方にある場合、水平方向に動かすとロックが解除される。
//-窃盗団は同型の車で何度も練習しているはずである。
//-差し金のワイヤーツールを使って、プッシュボタンタイプのドアロックを解除できる。 
//-HEADの方を上にして持つ。それを横にして図のようにドアの隙間に入れていく。下まで来たら、回転してから上に引くと、ドアの中にあるロック機構の一部である棒を上に引っ張ることになり、鍵が開く。最後にドアロックの押すところが上に出ていることがわかるはずだ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/sasi1.jpg)
//#img(,clear)
//
//**ツール、アクセサリ [#sb3ab06e]
//
//***スリムジム(Slim JIM) [#h9a01679]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/slim.gif)
//#img(,clear)
//
//-差し金の中で最も基本的な道具。
//-押すことも引くこともできるマルチタイプ。
//-多くの自家用車やトラックで利用できる。
//-実売価格20ドル前後。
//
//***アンダーガラスツール(Under-Glass Tool) [#z31818df]
//
//-実売価格35ドル前後。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car3.gif)
//標準的なバージョン
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car9.gif)
//ワイドバージョン
//#img(,clear)
//
//***ダブルLツール [#i7bccbaf]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car4.gif)
//#img(,clear)
//
//・多くの自家用車やトラックで利用できる。
//
//・実売価格40ドル前後。
//
//***水平フックツール(Horizontal Hook Tool) [#md267d8a]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car10.gif)
//#img(,clear)
//
//***折りたたみツール(Collapsible Tool) [#m7eb72a8]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car11.gif)
//#img(,clear)
//
//***アンダーボタンツール(Under-the-button Tool) [#pda3fc18]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car12.gif)
//#img(,clear)
//
//***空気くさび、エアウェッジ(Air Wedge) [#za0b176b]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car13.gif)
//#img(,clear)
//
//***ラッソ(Lasso) [#q8f72f96]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car5.gif)
//#img(,clear)
//
//***Lツール [#e2864da1]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car6.gif)
//#img(,clear)
//
//***くさび(WEDGES) [#ta3d7ac5]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car7.gif)
//#img(,clear)
//
//-2つでセット。
//-プラスチック製で、これをドアの窓の隙間に差し込むことによって、差し金を差し込む隙間を作る道具。
//
//***オートくさび [#jdd34ceb]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car21.gif)
//#img(,clear)
//
//-HPC PW-100
//-実売価格49ドル前後
//
//
//*スリムジム利用による自動車の錠の解錠 [#h7037c1c]
//
//-''スリムジム(Slim JIM)''は、自動車の錠を開けるための基本的な道具(差し金の一種)である。 
//-通常次のBタイプの形になっているが、もう片方にAタイプの形がついているものもある。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car21.jpg)
//Aタイプ
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car20.jpg)
//Bタイプ
//#img(,clear)
//
//-次の図を参考に自作するのもよいだろう。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car22.jpg)
//#img(,clear)
//
//-実際にドアの内部では次のようになっていて、差し金(ここではスリムジム)でプッシュボタンを制御するロッドをいじることができる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car23.jpg)
//#img(,clear)
//
//-原理はわかってもらえたと思うが、実際にやってみると最初はなかなかうまくいかない。スリムジムを差し込んですぐに錠前部にアクセスできることはめったにない。スリムジムを差し入れたまま、何度も試してみるのだ。その際、鍵を差し込む場所やガラス越しに中をみてロックを解除するプラグの場所を参考にするとよいだろう。しかし、決して乱暴にやってはならない。力を入れないとダメな場所は大抵間違ったところに引っ掛けたりしているはずだ。 
//-次のように2つの穴を開けて、そこに糸を通して、輪を作る。それをうまく利用して、開錠することもできる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/slim1.jpg)
//カスタマイズされたスリムジム
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/slim2.jpg)
//ループオープナー(loop opener)
//#img(,clear)
//
//
//*ドアの取っ手からのアプローチ [#m1751c15]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car_handle.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*各種種別と開錠ツール(スリムジム、差し金)の使い方 [#a76c376a]
//
//**GM [#v0bb5a06]
//
//***基本 [#w31966cb]
//
//-スリムジムのAタイプ側を使う。
//-1と1/2インチ差し込んで、押し下げ、ロックを通過する。それから、ゆっくりとスリムジムを引き上げて先端にひっかける。そのまま1インチ上に上げる。
//-いくつかのモデルでは、外に厚く出っ張っている。その場合、わずかにスリムジムをカーブさせて入れる必要があるだろう。
//-次の画像はGMとクライスラーの車の錠前のところを上から見たところである。
//DepressのところをスリムジムのA側で押し下げる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ab1.jpg)
//#img(,clear)
//
//***1969 GM [#j51998ea]
//
//-ドアにイグニッションのためのキーコードが記載されている。
//-よって、キーカッターがあれば簡単に純正キーなしで、合鍵が作れてしまうのだ。 
//
//***1974 GM [#p3c03004]
//
//-スリムジムのBタイプ側を使う。
//
//**クライスラー(CHRYLSER) [#b3265538]
//
//***基本 [#kd9f66d5]
//
//-スリムジムのAタイプ側を使う。
//-1と1/2インチ差し込んで、押し下げ、ロックを通過する。それから、ゆっくりとスリムジムを引き上げて先端にひっかける。そのまま1インチ上に上げる。
//
//***1974 CHRYSLER [#c1eff1db]
//
//-この年に出た多くのモデルが、箱型のシートメタルシリンダークリップを備えている。
//-そのため、スリムジムでは通常開けることができない。
//
//**FORD MOTOR CO. [#je284154]
//
//***基本 [#m492414a]
//
//-次の画像はフォードの車の錠前部を横から見たところである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ab2.jpg)
//#img(,clear)
//
//-スリムジムのB側を使ってひっかけ上に押し上げる。
//
//***1965〜1969 Ford [#t76968ff]
//
//-この時期のフォード車は、スリムジムのBタイプ側を使う。
//
//**トヨタ(TOYOTA) [#ge0c3efb]
//
//-[[RX30,K-BU20,TR10V:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image5/t1.JPG]]
//-[[B-TF61,B-TA40,E-TA46,J-KE71V,RH35V,A-MS90:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image5/t2.JPG]]
//-[[E-MS105,E-MX41,E-TA46:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image5/t3.JPG]]
//-[[E-GS121,E-KE55,E-TX50,E-TA41,E-RX41,B-KE50:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image5/t4.JPG]]
//
//***4ランナー [#u373acb3]
//
//-トヨタは1984年に4ランナー(日本名ハイラックス・サーフ)シリーズを発表し、それ以降一貫して改良を続けられている。このシリーズの車は、普通の差し金で開錠されないようにフック(通常このフックを上げたり下げたりしてドアを開錠する)にカバーがかかっている。また、窓もきついので、くさびを入れて差し金を入れることができても、必ずうまくいくとは限らない。 
//-シングルサイドのトヨタロックが使われている古いタイプなら、インプレッションやピッキングなども有効であろう。しかし、これはX174キーを使った鍵が登場する前の1984年から1989年の話である。それ以降の新しい4ランナーには、インプレッションがより困難な(ほぼ不可能といっていい)X211キーが採用されている。ちなみに、X137キーを採用していた最初のモデルではピッキングもインプレッションも容易であった。よって、X174またはX211キーを使っているモデル上では、差し金は使わざるを得ないという状況である。 
//
//-差し金の中のアンダーガラスツールという道具のU字のところを切断して、改造する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car14.gif)
//左が切断前、右が切断後
//#img(,clear)
//
//-切断された部分は次のように尖らせること。切断するときにうまく切れば後で加工する手間がかからないだろう。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/car15.gif)
//切断された部分
//#img(,clear)
//
//-この改造した道具を、ドアのリアの前方から約6インチの部分で、注意深く窓の隙間に入れる。乗客のドア側で実行した方よいかもしれない。ドアの隙間に道具を入れたら、道具の先端を窓の一番下に通り越すまで下の方に移動させる。その後、くさびを取り外す。乗客の区画の中に来させて、ロックボタンを持つ連結部分の中に先端を移動させてわずかに道具を回転させる。これだけで開錠に繋がるボタンを押すには十分である。
//
//***セルシオ [#lfbc7a7b]
//
//-内溝キーが採用されている。鍵山がキーの外側に向かってではなく、内側に向かって溝のように設けられている。
//-ディスクタンブラー錠の変種。
//-開錠するためには専用のテンションが必要。
//
//**ニッサン [#ref34f38]
//
//***インフィニティQ45 [#s0c7f803]
//
//-インフィニティQ45のキーには穴が空いている。鍵穴内で、その穴にバーが通過することによって、初めてキーが機能する。ピッキングツールなどを鍵穴に突っ込んでしまうと、そのバーが下がらなくなってしまい、鍵が機能しなくなってしまう。
//
//*ドアロックの除去 [#jb3100ee]
//
//-自動車の鍵開けの標準的な方法として、ドアロックの除去がある。
//-例えば、クライスラーやフォードのドアロックは次のようになっている。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/doorlock1.jpg)
//クライスラーのドアロック
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/doorlock2.jpg)
//フォードのドアロック
//#img(,clear)
//
//-クライスラー、フォード、GMの自動車のドアロックのシリンダーは、次のような''ドアロック・リテイナークリップ(door lock retainer clip)''によって、しっかりドアに留められている。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/retainer.jpg)
//#img(,clear)
//
//-次のように約18インチのマイナスドライバーを挿入して、ドアロック・リテイナークリップの90°Bendを押し出して、除去することができる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/retainer2.jpg)
//#img(,clear)
//
//・窓ガラスの周りにあるゴム(雨水や風が入り込まないようにするためのもの=weather stripping)を貫通させて、ドライバーを挿入する。または、ドアを開いたときに見えるrubber bumperを取り除いてそこからドライバーを挿入するという手もある。しかし、後者はドアが閉まっているときに使えない技である。ドア内部にアクセスできたら、ドアロック・リテイナークリップを取り外して、シリンダーを抜き取ってしまえばよい。 
//
//-他には、荒業だがドアロックの近くに穴を開けて、そこからドライバーを挿入する手もある。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/retainer3.jpg)
//#img(,clear)
//
//-ドアに傷が付いてしまうが、それでもドアロックを除去したい場合は、次のようにボルトカッター(またはナットカッター)で挟み込んでシリンダーを抜き取るという方法もある。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/doorlock3.jpg)
//#img(,clear)
//
//-この方法はフォード、GMの自動車には使えるが、クライスラーでは使えない。なぜなら、クライスラーの場合、ドアロックのシリンダーはドアにしっかりくっついており、ボルトまたはナットカッターによる圧力を下に向けるような仕組みが採用されているからである。
//-フォード、GMの自動車からボルトカッターを使ってシリンダーを除去するアプローチがうまくいくのは、3分の2より少ないだろう。
//--ちなみに、ボルトカッター自体は6ドルぐらいで販売されている。
//-フォード社の一部の車のドアは、次の図のようにドアの隙間のゴムをはがすとシリンダーを止めているネジが見える。これをドライバーで外してしまえば、シリンダーを取り除くことができてしまう。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/door7.jpg)
//#img(,clear)
//
//-そうしたら、その穴からドライバーを挿入して、デッドボルトを押さえているひっかけを上に押せば、デッドボルトが右に押し出され、ドアが開錠される。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/door8.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*インプレッションによる開錠 [#i67ab8d7]
//
//-''インプレッション''とは、その場で合鍵を作る技術である。
//-車の鍵だけでなくあらゆる場面の鍵を作ることもインプレッションというが、ドアの鍵の場合は車の鍵ほど高くなかったり、取り付けが楽なので、インプレッションしてしまうぐらいなら破錠して新しい鍵を付けることが多い。つまり、現場でインプレッションをしなければならないときは大抵自動車の鍵開けの場面だけに限られるといってもよいだろう。
//-まず、インプレッションの解説に入る前に、自動車のドアロックの構造について復習しておこう。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/read.jpg)
//#img(,clear)
//
//-各種自動車のドアロックのピンの長さや形の一覧を紹介する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/carpin1.jpg)
//フォード 
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/carpin2.jpg)
//クライスラー
//#img(,clear)
//
//-ブランクキーにススを塗って、Cクランプで挟み込む。
//--煤を塗らずに、メッキをはがした状態のブランクキーでもやれる。
//-そして、キーウェイに挿入して軽く回転方向に力を入れるようにして、そのままの位置から動かないように上下にガリガリする。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/imp1.JPG)
//#img(,clear)
//
//-もちろん鍵は開かない。その後、キーを抜くとタンブラーなどの跡が付いているはずである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/imp2.JPG)
//#img(,clear)
//
//-そこが回転には不要な場所であり、削るべき場所とわかる。削って試して、削って試して、…ということを繰り返して合鍵を作ってしまうのである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/imp3.jpg)
//#img(,clear)
//
//-その際、深さの段階とタンブラーの数を考慮する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/key20.gif)
//#img(,clear)
//
//-もちろん一旦削りすぎてしまえば、作り直しになってしまう。
//-また、削り方にも注意が必要である。
//--ピンの先端がきちんと凹の底に一致するようにしなければならない。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/imp4.jpg)
//#img(,clear)
//
//-インプレッションしやすいタイプの錠はピンタンブラー錠やサイドバー錠などである。特に、サイドバー錠の場合、ピッキングするのに時間がかかるので、インプレッションでのアプローチの方が効率がよいこともある。GMの車はサイドバー錠が使われている。
//-すすを利用する方法以外にももっと手軽にできる方法として、ゼブラのマジック「マッキー」(赤色が最適)を用いる方法もある。これを''マッキートライアル''と呼ぶ。
// マッキーでブランクキーの側面、すなわち鍵山が刻まれる部分全体にマジックを使って色を塗る。後は普通のインプレッションと同様。
//
//*鍵番号利用による合鍵作製 [#of654a19]
//
//-HPC社のソフトを使うことで、マスターキーに書かれているキー番号から鍵山を特定することができる。
//
//*電子コードブック利用による開錠 [#idc43cf1]
//
//-ガイドブック(ここでは電子コードブック)を使って、合鍵を作って開錠する方法である。
//--ピッキングするより合鍵を作製したほうが数段楽である。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pick_code.jpg)
//Yahooオークションで10k前後で出回っている。
//#img(,clear)
//
//-PCにデータを一旦転送してしまえば、別に専用リーダーは所有する必要ない。
//
//*ハンドカッター利用による合鍵作成 [#affc5132]
//
//-ハンドカッターにブランキキーをセットして、爪きりのようにパチンパチンと切り取り、鍵山を整えていくことができる。 
//-車の合鍵を作るとなると、従来は大掛かりな道具を使うか、それともインプレッションやすりを使ってブランクキーを少しずつ削っていくしか方法しかなかった。 
//-ハンドカッターなら電源も必要ないし、経験が浅くても合鍵を簡単に作ることができる。
//
//
//*セルシオの合鍵を追加登録する [#x5c5c8d4]
//
//1:始める前にブレーキとアクセルを1回踏んで離す。 
//
//2:5秒以内に、既に車両に登録してある親キーをイグニションに差し込む(回さない)。 
//
//3:15秒以内にアクセルを4回踏む。
//
//4:20秒以内にブレーキを5回踏んで、キーを抜く。
//
//5:10秒以内に新規登録する合鍵を差し込む。 
//
//6:10秒以内にアクセルを1回踏む。
//
//7:セキュリティランプが点滅する。
//
//8:そのまま1分間放置して、点滅終了を確認する。
//
//9:10秒以内に合鍵を抜き、ブレーキを1回踏む。
//
//
//
//*ジプスコープ利用による合鍵作製 [#kcb46c4f]
//
//-ジプスコープとは、鍵穴を覗いて山の高さを目測で測定するための装置である。
//-構造的には簡単で、ループが付いたスティックとライトが柄になっているスティックで一対でとなる。病院で使われる内視鏡のようなものとイメージすればよいだろう。
//-ディスクはシリンダー内で縦(奥方向)に並んでいるため、高さをきちんと読む取れるようになるには、経験値を積まなければならない。
//-また最近の車に使われているディスクは1と2の高さ、3と4の高さが同じに見えてしまうという問題もあり、このアプローチによる合鍵作製はさらに難しいものとなる。 
//-ジオスコープの値段はピンキリである。
//--簡易的なものであれば10k前後、高価なものであれば80kのものもある。
//
//
//*カーセンサー利用による合鍵作製 [#c23c07a7]
//
//-鍵穴から直接シリンダー内部の山の高さ(タンブラーの高さ)を読み取り、それに合わせてブランクキーに刻みをいれる方法がある。このとき、鍵穴から電気的にタンブラーを読み取る装置を''カーセンサー''という。
//-車種にあったブランクキーと導電体のセンサー(先端パーツ)の先端を鍵穴に差込み、通電させることでタンブラーの高さを読み取る。
//--先端パーツを本体にセットしてダイヤルを回すと、先端パーツから1mm程度のピンが飛び出しディスクを持ち上げて測定する。
//--続いて、ダイヤルを手前に一段階引っ張り再びダイヤルを回せば、次のディスクの測定ができる。 
//-測定された高さは、専用の掲示板に点滅させることで記憶できる。この先端パーツは、種類別に5種類用意されており、日本車ならほとんどをカバーする。
//--ものによっては先端パーツの種類が多くあり、多いほど価格は上がる。 
//-価格は20万円〜60万円である。
//
//*スーパーセンサー利用による合鍵作成 [#f374c9f1]
//
//-最近の車に使われているタンブラーには特殊な加工が施され、ジプスコープやカーセンサーでの測定ができない。そこで登場するのがスーパーセンサーである。 
//-原理は、ジプスコープと同じで、鍵穴から直接山を奥から順にどれだけ鍵穴に落ち込んでいるのかを測定するのに対して、この装置は落ち込んでいる山をひとつひとつ持ち上げて(順背キーと同じ働きをさせて)高さを測定する。 
//-スーパーセンサーの先端は、自動車の鍵穴に入る形状になっていて(8種類)、これを鍵穴に挿入する。先端からは直径1mmの棒状の金属が飛び出して山を持ち上げる。その金属がどれだけ伸びたかを装置が測定し高さを判別する。 
//-価格は70万円。
//-8種類の道具から車種に合ったものを選択肢、鍵穴に差し込む。手元のダイヤルを回し、回らなくなったところで数値を読む。 
//--次に、そのダイヤルを1ノッチ分手前に引き再びダイヤルを回す。同じ要領で数値を読み取る。 
//--片面が終了したところで、180度回転させて差込み同じ操作を繰り返す。 
//--最終的に読み取った高さから作った鍵で、ドアを開くことができる。
//
//
//*特殊キー測定セット利用による合鍵作成 [#s1edf1d5]
//
//-ベンツやBMW、セルシオなどの一部の高級車の鍵には、内側に溝が掘られているものがある。このような特殊な鍵の山を測定するための道具が存在する。 
//-鍵を差込み、ダイヤルを回すだけで高さが数値となって表れる。 
//-価格は各車種別に10万円。
//
//
//*トライアウトキー利用による合鍵作製 [#mdcc7540]
//
//-キーの鍵山がある上下半分に切ったものを組み合わせることにより、キーパターンを再現する道具である。
//-鍵穴に差込み、ディスクの高さを計測して、パターンを絞り込んでいく。
//
//
//*レッカーで車ごと持ち去る [#l072ccfd]
//
//-路上の場合はレッカー作業をしていても警察の取り締まりだと思って、誰も注意してません。その盲点をついて大胆にも車を運んでしまい、後でじっくり開錠するという手もあります。 
//
// 
//*キーレスエントリーシステムの開錠 [#hc44d12c]
//
//-あるメーカーの車種はドアのハンドルロックを規則的に引いて離すことで暗証番号を入力できる仕組みになっている。これをキーレスエントリーシステムという。

*ピッキングツールによる開錠 [#n540ccfe]

**動画で理解する [#o4b5f56a]

-[[動作1:http://akademeia.info/main/douga/pickcar2.mpeg]](トランクの鍵)
-[[動画2:http://akademeia.info/main/douga/car.mpg]](サイドの鍵)
-[[動画3:http://akademeia.info/main/douga/trunk.mpg]](トランクの鍵)


*JIGGLER利用による開錠 [#m8ae15a2]

・''JIGGLER''というファイブマジックキーのようなものを利用して開錠できることもある。

#img(http://akademeia.info/main/image8/jug.gif)
「SJG-10」(実売価格23ドル)
#img(,clear)

・JIGGLERは通常10つのピックがセットになっていて、ダブルサイドキーのような見た目である。

#img(http://akademeia.info/main/image8/j4.GIF)
標準的なセット
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/j3.gif)
簡易的なセット
#img(,clear)

・JIGGLERは、ちょっとしたテクニックがあれば簡単に扱える。テンションさえ使わずにすむ。 

・使い方は、セットの中からマスターキーに最も近いJIGGLERを選択する。 

 それを鍵穴に入れて、時計回りまたは半時計回りに軽く回してテンションを掛ける。その状態のままJIGGLERを出し入れをしてレーキングする。うまくいけばこれだけで鍵があく。

#img(http://akademeia.info/main/image8/j2.gif)
#img(,clear)

・鍵を掛けたい場合はJIGGERでテンションをかけた状態で、上下に動かせばよい。


*スチールフィンガー利用による換気窓の突破 [#m7a6e3c4]

・次のようにスチールフィンガーを使うことでスライドボルト(slide bolt)を開けることができる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/win6.jpg)
#img(,clear)

・また、次のようにスチールフィンガーを使うことで回り継手(swivel)を開けることができる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/door6.jpg)
#img(,clear)

・針金で作ったスチールフィンガーの簡易版でも開錠可能。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car18.jpg)
#img(,clear)

*マイナスドライバー利用による換気窓の突破 [#y535a4c3]

・マイナスドライバー(またはお好み焼きを作るへらみたいなモノ)で換気窓の隙間を作り、そこから特殊な刻み目のある薄い板を入れ、窓を開けるための回転ハンドルを回して窓を開けていくことができる。窓が開いたら、外から手を伸ばして、ドアの鍵を解除すればよい。

#img(http://akademeia.info/main/image8/win7.jpg)
マイナスドライバーで開いたところ
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/car16.jpg)
お好み焼きを作るへらみたいなモノで開いた
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/car17.jpg)
ドアハンドルを回す道具
#img(,clear)


*隙間からのドアロックの解除 [#j44b98d6]

・次のようにへらのようなものでドアの上部に隙間を作り、内側に細い道具を差し入れて、ドアロック(プッシュタイプ)を強制的に引き上げ、ドアを開錠することができる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car19.jpg)
#img(,clear)


*差し金利用による解錠 [#j12c2207]

・差し金を使うには、ドアとドアガラスの間に、一定の隙間があることが前提となる。この隙間は差し金の道具が入るだけの隙間があればよいのだが、年式の新しい車種に関してはこの隙間がほとんどない。それも高級車であるだけ隙間が厳しい。 

 隙間を広げるための道具(エアバックのようなもの)もあることはあるが、それでも条件がうまく合致したときでなければうまくいかない。 

・縦に通るロッドは、上に引き上げるだけで簡単にロックが解除されてしまう。 

・ドアロックのレバーがドアの前方にある場合、水平方向に動かすとロックが解除される。

・窃盗団は同型の車で何度も練習しています。

・差し金のワイヤーツールを使って、プッシュボタンタイプのドアロックを解除できる。 

 HEADの方を上にして持つ。それを横にして図のようにドアの隙間に入れていく。下まで来たら、回転してから上に引くと、ドアの中にあるロック機構の一部である棒を上に引っ張ることになり、鍵が開く。最後にドアロックの押すところが上に出ていることがわかるはずだ。

#img(http://akademeia.info/main/image8/sasi1.jpg)
#img(,clear)

**ツール、アクセサリ [#sb3ab06e]

***スリムジム(Slim JIM) [#h9a01679]

#img(http://akademeia.info/main/image8/slim.gif)
#img(,clear)

・差し金の中で最も基本的な道具。

・押すことも引くこともできるマルチタイプ。

・多くの自家用車やトラックで利用できる。

・実売価格20ドル前後。

***アンダーガラスツール(Under-Glass Tool) [#z31818df]

・実売価格35ドル前後。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car3.gif)
標準的なバージョン
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/car9.gif)
ワイドバージョン
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***ダブルLツール [#i7bccbaf]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car4.gif)
#img(,clear)

・多くの自家用車やトラックで利用できる。

・実売価格40ドル前後。

***水平フックツール(Horizontal Hook Tool) [#md267d8a]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car10.gif)
#img(,clear)

***折りたたみツール(Collapsible Tool) [#m7eb72a8]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car11.gif)
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***アンダーボタンツール(Under-the-button Tool) [#pda3fc18]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car12.gif)
#img(,clear)

***空気くさび、エアウェッジ(Air Wedge) [#za0b176b]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car13.gif)
#img(,clear)

***ラッソ(Lasso) [#q8f72f96]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car5.gif)
#img(,clear)

***Lツール [#e2864da1]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car6.gif)
#img(,clear)

***くさび(WEDGES) [#ta3d7ac5]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car7.gif)
#img(,clear)

・2つでセット。

・プラスチック製で、これをドアの窓の隙間に差し込むことによって、差し金を差し込む隙間を作る道具。

***オートくさび [#jdd34ceb]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car21.gif)
#img(,clear)

・HPC PW-100

・実売価格49ドル前後


*スリムジム利用による自動車の錠の解錠 [#h7037c1c]

・''スリムジム(Slim JIM)''は、自動車の錠を開けるための基本的な道具(差し金の一種)である。 

・通常次のBタイプの形になっているが、もう片方にAタイプの形がついているものもある。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car21.jpg)
Aタイプ
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/car20.jpg)
Bタイプ
#img(,clear)

・次の図を参考に自作するのもよいだろう。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car22.jpg)
#img(,clear)

・実際にドアの内部では次のようになっていて、差し金(ここではスリムジム)でプッシュボタンを制御するロッドをいじることができる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/car23.jpg)
#img(,clear)

 原理はわかってもらえたと思うが、実際にやってみると最初はなかなかうまくいかない。スリムジムを差し込んですぐに錠前部にアクセスできることはめったにない。スリムジムを差し入れたまま、何度も試してみるのだ。その際、鍵を差し込む場所やガラス越しに中をみてロックを解除するプラグの場所を参考にするとよいだろう。しかし、決して乱暴にやってはならない。力を入れないとダメな場所は大抵間違ったところに引っ掛けたりしているはずだ。 

・次のように2つの穴を開けて、そこに糸を通して、輪を作る。それをうまく利用して、開錠することもできる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/slim1.jpg)
カスタマイズされたスリムジム
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/slim2.jpg)
ループオープナー(loop opener)
#img(,clear)


*ドアの取っ手からのアプローチ [#m1751c15]

#img(http://akademeia.info/main/image8/car_handle.jpg)
#img(,clear)


*各種種別と開錠ツール(スリムジム、差し金)の使い方 [#a76c376a]

**GM [#v0bb5a06]

***基本 [#w31966cb]

・スリムジムのAタイプ側を使う。

・1と1/2インチ差し込んで、押し下げ、ロックを通過する。それから、ゆっくりとスリムジムを引き上げて先端にひっかける。そのまま1インチ上に上げる。

・いくつかのモデルでは、外に厚く出っ張っている。その場合、わずかにスリムジムをカーブさせて入れる必要があるだろう。

・次の画像はGMとクライスラーの車の錠前のところを上から見たところである。
DepressのところをスリムジムのA側で押し下げる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/ab1.jpg)
#img(,clear)

***1969 GM [#j51998ea]

・ドアにイグニッションのためのキーコードが記載されている。

・よって、キーカッターがあれば簡単に純正キーなしで、合鍵が作れてしまうのだ。 

***1974 GM [#p3c03004]

・スリムジムのBタイプ側を使う。

**クライスラー(CHRYLSER) [#b3265538]

***基本 [#kd9f66d5]

・スリムジムのAタイプ側を使う。

・1と1/2インチ差し込んで、押し下げ、ロックを通過する。それから、ゆっくりとスリムジムを引き上げて先端にひっかける。そのまま1インチ上に上げる。

***1974 CHRYSLER [#c1eff1db]

・この年に出た多くのモデルが、箱型のシートメタルシリンダークリップを備えている。

・そのため、スリムジムでは通常開けることができない。

**FORD MOTOR CO. [#je284154]

***基本 [#m492414a]

・次の画像はフォードの車の錠前部を横から見たところである。

#img(http://akademeia.info/main/image8/ab2.jpg)
#img(,clear)

 スリムジムのB側を使ってひっかけ上に押し上げる。

***1965〜1969 Ford [#t76968ff]

・この時期のフォード車は、スリムジムのBタイプ側を使う。

**トヨタ(TOYOTA) [#ge0c3efb]

-[[RX30,K-BU20,TR10V:http://akademeia.info/main/image5/t1.JPG]]
-[[B-TF61,B-TA40,E-TA46,J-KE71V,RH35V,A-MS90:http://akademeia.info/main/image5/t2.JPG]]
-[[E-MS105,E-MX41,E-TA46:http://akademeia.info/main/image5/t3.JPG]]
-[[E-GS121,E-KE55,E-TX50,E-TA41,E-RX41,B-KE50:http://akademeia.info/main/image5/t4.JPG]]

***セルシオ [#lfbc7a7b]

・内溝キーが採用されている。鍵山がキーの外側に向かってではなく、内側に向かって溝のように設けられている。

・ディスクタンブラー錠の変種。

・開錠するためには専用のテンションが必要。

**ニッサン [#ref34f38]

*ドアロックの除去 [#jb3100ee]

・自動車の鍵開けの標準的な方法として、ドアロックの除去がある。 

・例えば、クライスラーやフォードのドアロックは次のようになっている。

#img(http://akademeia.info/main/image8/doorlock1.jpg)
クライスラーのドアロック
#img(,clear)

#img(http://akademeia.info/main/image8/doorlock2.jpg)
フォードのドアロック
#img(,clear)

・クライスラー、フォード、GMの自動車のドアロックのシリンダーは、次のような''ドアロック・リテイナークリップ(door lock retainer clip)''によって、しっかりドアに留められている。

#img(http://akademeia.info/main/image8/retainer.jpg)
#img(,clear)

 次のように約18インチのマイナスドライバーを挿入して、ドアロック・リテイナークリップの90°Bendを押し出して、除去することができる。

#img(http://akademeia.info/main/image8/retainer2.jpg)
#img(,clear)

・窓ガラスの周りにあるゴム(雨水や風が入り込まないようにするためのもの=weather stripping)を貫通させて、ドライバーを挿入する。または、ドアを開いたときに見えるrubber bumperを取り除いてそこからドライバーを挿入するという手もある。しかし、後者はドアが閉まっているときに使えない技である。ドア内部にアクセスできたら、ドアロック・リテイナークリップを取り外して、シリンダーを抜き取ってしまえばよい。 

 他には、荒業だがドアロックの近くに穴を開けて、そこからドライバーを挿入する手もある。

#img(http://akademeia.info/main/image8/retainer3.jpg)
#img(,clear)

・ドアに傷が付いてしまうが、それでもドアロックを除去したい場合は、次のようにボルトカッター(またはナットカッター)で挟み込んでシリンダーを抜き取るという方法もある。

#img(http://akademeia.info/main/image8/doorlock3.jpg)
#img(,clear)

 この方法はフォード、GMの自動車には使えるが、クライスラーでは使えない。なぜなら、クライスラーの場合、ドアロックのシリンダーはドアにしっかりくっついており、ボルトまたはナットカッターによる圧力を下に向けるような仕組みが採用されているからである。 

 フォード、GMの自動車からボルトカッターを使ってシリンダーを除去するアプローチがうまくいくのは、3分の2より少ないだろう。 

 ちなみに、ボルトカッター自体は6ドルぐらいで販売されている。 

・フォード社の一部の車のドアは、次の図のようにドアの隙間のゴムをはがすとシリンダーを止めているネジが見える。これをドライバーで外してしまえば、シリンダーを取り除くことができてしまう。

#img(http://akademeia.info/main/image8/door7.jpg)
#img(,clear)

 そうしたら、その穴からドライバーを挿入して、デッドボルトを押さえているひっかけを上に押せば、デッドボルトが右に押し出され、ドアが開錠される。

#img(http://akademeia.info/main/image8/door8.jpg)
#img(,clear)


*インプレッションによる開錠 [#i67ab8d7]

・''インプレッション''とは、その場で合鍵を作る技術である。

 車の鍵だけでなくあらゆる場面の鍵を作ることもインプレッションというが、ドアの鍵の場合は車の鍵ほど高くなかったり、取り付けが楽なので、インプレッションしてしまうぐらいなら破錠して新しい鍵を付けることが多い。つまり、現場でインプレッションをしなければならないときは大抵自動車の鍵開けの場面だけに限られるといってもよいだろう。 

・まず、インプレッションの解説に入る前に、自動車のドアロックの構造について復習しておこう。




*鍵番号利用による合鍵作製 [#of654a19]


*インプレッションによる合鍵作製 [#x663a5eb]


・すすを利用する方法以外にももっと手軽にできる方法として、ゼブラのマジック「マッキー」(赤色が最適)を用いる方法もある。これを''マッキートライアル''と呼ぶ。
 マッキーでブランクキーの側面、すなわち鍵山が刻まれる部分全体にマジックを使って色を塗る。後は普通のインプレッションと同様。


*ハンドカッター利用による合鍵作成 [#affc5132]

・ハンドカッターにブランキキーをセットして、爪きりのようにパチンパチンと切り取り、鍵山を整えていくことができる。 

・車の合鍵を作るとなると、従来は大掛かりな道具を使うか、それともインプレッションやすりを使ってブランクキーを少しずつ削っていくしか方法しかなかった。 

・ハンドカッターなら電源も必要ないし、経験が浅くても合鍵を簡単に作ることができる。


*ジプスコープ利用による合鍵作製 [#kcb46c4f]

・ジプスコープとは、鍵穴を覗いて山の高さを目測で測定するための装置である。

・構造的には簡単で、ループが付いたスティックとライトが柄になっているスティックで一対でとなる。病院で使われる内視鏡のようなものとイメージすればよいだろう。

・ディスクはシリンダー内で縦(奥方向)に並んでいるため、高さをきちんと読む取れるようになるには、経験値を積まなければならない。

・また最近の車に使われているディスクは1と2の高さ、3と4の高さが同じに見えてしまうという問題もあり、このアプローチによる合鍵作製はさらに難しいものとなる。 

・価格は8万円ぐらい。


*カーセンサー利用による合鍵作製 [#c23c07a7]

・鍵穴から直接シリンダー内部の山の高さ(タンブラーの高さ)を読み取り、それに合わせてブランクキーに刻みをいれる方法がある。このとき、鍵穴から電気的にタンブラーを読み取る装置を''カーセンサー''という。 

・車種にあったブランクキーと導電体のセンサー(先端パーツ)の先端を鍵穴に差込み、通電させることでタンブラーの高さを読み取る。

 先端パーツを本体にセットしてダイヤルを回すと、先端パーツから1mm程度のピンが飛び出しディスクを持ち上げて測定する。

 続いて、ダイヤルを手前に一段階引っ張り再びダイヤルを回せば、次のディスクの測定ができる。 

・測定された高さは、専用の掲示板に点滅させることで記憶できる。この先端パーツは、種類別に5種類用意されており、日本車ならほとんどをカバーする。
 ものによっては先端パーツの種類が多くあり、多いほど価格は上がる。 

・価格は20万円〜60万円である。


*トライアウトキー利用による合鍵作製 [#mdcc7540]

・キーの鍵山がある上下半分に切ったものを組み合わせることにより、キーパターンを再現する道具である。

・鍵穴に差込み、ディスクの高さを計測して、パターンを絞り込んでいく。