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*目次 [#p92e179a]

#contents

*オゾン層 [#h268f380]


-生物にとってオゾン層による紫外線の吸収が本質的に重要な理由は、生物の細胞内にある遺伝情報を担う核酸([[DNA]])を紫外線から防いでくれるからである。
--DNAはオゾンと同じように紫外線領域吸収極大波長(250〜260nm)に強い吸収を持っている。
-アメリカの化学者ローランドとモリナによって、オゾン層が[[フロン]]によって破壊されることを発見した。
--ローランドとモリナは、オランダのクルッツェンと共に1995年に、環境の分野で初めてノーベル賞を受賞した。
---クルッツェンはオゾン層破壊をもたらすNOSUB{x};サイクルを確立した。

*オゾン層の破壊の危機 [#t6125207]

-フロンによる破壊
-核爆発実験による破壊
--1950年から1960年代に、米ソは大気圏内の核爆発実験を行った。アメリカは193回、ソ連は161回の実験を行い、オゾン層の4〜5%が破壊されたと推定されている。
-コンコルド(SST)などの超音速航空機による破壊
--大気中に存在する窒素分子が、高温に曝されることによって、NOSUB{x};が生じる。

*オゾン層破壊の影響 [#e9b20073]

-オゾン層が薄くなると、有害な[[紫外線]](UV-B)がオゾン層で吸収されずに、地表への照射量が増え、生物の[[DNA]]に大きなダメージを与える。その結果、皮膚がんや白内障などの疾病が増加する恐れがある。
-感染症に対する免疫作用が抑制され、疾病にかかりやすくなる。
-動植物の育成を阻害する生態系への影響。
--農作物の収穫の減少に繋がる。
-[[光化学スモッグ]]などの大気汚染への影響。
-[[フロン]]が大気中に放出されると、分解されずにゆっくり拡散、上昇し15年程度かけて成層圏に到達する。成層圏に到達すると、[[紫外線]]で分解され、[[塩素]]原子を放出し、それを触媒に継続的に大量の[[オゾン]]を破壊する。

*オゾン層保護に対する取り組み [#b8eea5f8]

-オゾン層保護は有効な対策が迅速に実施され、地球環境問題の中では最も効果を上げている取り組みといわれている。

**国際的な取り組み [#o117b670]

-1985年にウィーン条約(正式名称は「オゾン層の保護のためのウィーン条約」)が制定された。
--オゾン層の変化により生じる悪影響から、人の健康および環境を保護する適当な研究および組織的観測などに協力すること、[[法律]]・科学・技術などに関する情報を交換することなどについて規定している。
--日本は1988年に加入した。
-1987年にモントリオール議定書(正式名称は「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」)が制定された。
--オゾン層破壊物質の全廃スケジュールを設定し、非締約国との貿易の規制(規制物質の輸出入の禁止または制限など)、最新の科学・環境・技術・経済に関する情報に基づく規制措置の評価および再検討を実施することを求めている。
--1995年末までに特定フロンの生産の全廃、2020年までに代替フロンHCFCの全廃などが定められた。

**国内での取り組み [#v6314b6b]

-1988年にオゾン層保護法が制定される。
-2001年にフロン回収は開放が制定される。


*参考文献 [#r2d0643a]

-『改定版 eco検定 公式テキスト』
-『改定版テキスト対応! 資格取得スピード王が教えるeco検定 1ヵ月合格術』

-『環境の科学』