*カルジアゾール痙攣療法 [#o8eb70cf] -ショック療法の一種。 -[[カルジアゾール]]([[メトラゾール]])を使う。 -1934年に[[ハンガリー]]生まれで[[ブリッジ]]が好きな精神科医ラディスラス・フォン・メドゥナが、[[統合失調症]]患者が[[てんかん]]発作で[[痙攣]]をおこすと精神的に回復するようだということに気付き、カルジアゾールの静脈注射を行った。わざと痙攣をおこして、どうなるかを見てみればよいと考えたのである。 --この試みの直後にメドゥナは[[アメリカ]]に移住し、1940年代前半に多くの精神病院がこの治療法を採用した。 -カルジアゾール療法を試したアメリカの精神科医サミュエル・クラークとフランク・ノーバリーは、次のように書いている。 --「一時的ではあるがきわめてはっきりとした、動物じみた恐怖の表出が、最初の持続的な痙攣緊張の直前に現れた」 *参考文献 [#scee054d] -『ロボトミスト』