*目次 [#k764abdd]
諸事情により解錠の方法については公開を停止します。~
書籍『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』では、錠前の構造、歴史、鍵開けについて詳細に解説しているので、そちらを参照してください。

#contents

*宣伝 [#ed3b39b6]

 鍵開けに関するページでは、古かったり、誤った解釈をしていたりするところが多々あります。今後は少しずつ修正する予定です。~
 錠前の構造、歴史、鍵開けの方法を載せた『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』が発売されています。サイトの内容はほとんど参照しないで書いたので、あまり重複していないと思います。

[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]

 興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。
-興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。
-[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。


*特徴 [#x60f7d34]

-ディスクシリンダー(ディスクタンブラー)は、商品名ではなく、鍵の構造の名称です。ディスクシリンダーは、タンブラーにディスク(板)を使用するシリンダーということになります。このスライド式ディスクシリンダーが危険です。 
-スライド式ディスクシリンダーは7千万個売れたといわれています。これほどまで売れたのは、10年以上使用しても変化から故障しにくいということです。なぜならば、ディスクシリンダーは複雑なピンシリンダー錠と異なり精密な制度が要求されず、さらに粉塵やちりがシリンダーの中にはいってもディスクシリンダーが回転し開いてしまうからです。 
-通常のピンシリンダーの場合、ピンを合わせるという作業でピッキングを行います。つまり、シリンダーが回転するための位置にピンタンブラーを合わせるわけです。これは1本1本のピンシリンダーを1/10mmの精度で押し込む作業です。よって、経験が必要です。 
-一方、ディスクシリンダーの場合、ひたすらシリンダー内を掻くだけなので、簡単に開錠できます。TVでタレントのような初心者がピッキングを体験してすぐ開いてしまうのは、このディスクシリンダーを使っているからです。
//*目次 [#k764abdd]
//
//#contents
//
//*宣伝 [#ed3b39b6]
//
// 鍵開けに関するページでは、古かったり、誤った解釈をしていたりするところが多々あります。今後は少しずつ修正する予定です。~
// 錠前の構造、歴史、鍵開けの方法を載せた『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』が発売されています。サイトの内容はほとんど参照しないで書いたので、あまり重複していないと思います。
//
//[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]
//
// 興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。
//
//
//*特徴 [#x60f7d34]
//
//-ディスクシリンダー(ディスクタンブラー)は、商品名ではなく、鍵の構造の名称です。ディスクシリンダーは、タンブラーにディスク(板)を使用するシリンダーということになります。このスライド式ディスクシリンダーが危険です。 
//-スライド式ディスクシリンダーは7千万個売れたといわれています。これほどまで売れたのは、10年以上使用しても変化から故障しにくいということです。なぜならば、ディスクシリンダーは複雑なピンシリンダー錠と異なり精密な制度が要求されず、さらに粉塵やちりがシリンダーの中にはいってもディスクシリンダーが回転し開いてしまうからです。 
//-通常のピンシリンダーの場合、ピンを合わせるという作業でピッキングを行います。つまり、シリンダーが回転するための位置にピンタンブラーを合わせるわけです。これは1本1本のピンシリンダーを1/10mmの精度で押し込む作業です。よって、経験が必要です。 
//-一方、ディスクシリンダーの場合、ひたすらシリンダー内を掻くだけなので、簡単に開錠できます。TVでタレントのような初心者がピッキングを体験してすぐ開いてしまうのは、このディスクシリンダーを使っているからです。
//
//
//*構造 [#ffc5ecdb]
//
// ディスクとは次のようなものである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk1.gif)
//#img(,clear)
//
// 空洞部分(それぞれのディスクによって位置が違う。面積は同じ)にキーを入れることによって、ディスクタンブラーが全て内筒に収まり(シアラインがフラットになり)、内筒が回転する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk2.gif)
//#img(,clear)
//
// 正面からみた構造は次のようになっている。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d1.jpg)
//#img(,clear)
//
// 鍵を入れたときを横から見たところである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk3.gif)
//正しくない鍵を入れたところ
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk4.gif)
//正しい鍵を入れたところ
//#img(,clear)
//
// また、鍵を入れたところを正面から見たところである。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d2.jpg)
//シアラインが揃っているところ
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d3.jpg)
//内筒が回っているところ
//#img(,clear)
//
//
//**Fort錠の構造 [#w7785861]
//
// Fort錠の構造は次の通り。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/Fort_Lock.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*一般的なディスクタンブラー錠の解錠 [#u842ded3]
//
//-レークピック、ダブルディスクテンション(L字テンションでも大丈夫だが、こっちの方が便利)を用いる。 
//-ピンタンブラーの場合はひとつのピンずつフックピンで上げていくが、ディスクタンブラー錠だとピンでなくディスクなのでちょっと手ごたえがあまりなくてわかりにくい。そこで、レークピックを前後に動かして、正解に近いラインをトレースするのです(この行為を''レーキング''という。よく見るガリガリはこれ)。ピックのどこの山がどの鍵山に対応するのかということはあまり気にしなくてもよく、どこかの山がどこかに対応しているという感覚で十分。 
//-レーキングのコツは上側を5回レーキングしたら下側を5回という具合に交互にやる。リズミカルにやる。 
//-ダブルディスクテンションの鍵爪状になった先端を鍵穴の両端に入れる。こうすることで、2方向から均等に力がかかる。L字テンションだと1箇所から力を加えられてしまい、タンブラーがどちらか一方向であればよいが、複数方向(上下配置など)になったときには、片方のピッキングがうまくいっても、もう一方のテンションが適切にかからない場合がある。このため、両側からテンションをかけるのが重要なのです。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk8.gif)
//#img(,clear)
//
//--そのためピンセット型テンション(図の◆砲鰺僂い襦 
//--先端が短いことに注目して欲しい。このようにとても小さい先端のテンションじゃなければディスクタンブラー錠を開錠できないのだ。 
//
//-レーキングのやり方はあまり難しくありません。差し込んだ後は前後に「揺らしながら」、「ゆっくりと」、「軽く」、「時にはやや強く」、内筒の中のタンブラーを「引っ掻いて」いく。もちろん、差し込むときはテンションを適切にかかっていることが前提である。 
//--ピンタンブラー錠のピッキングと比べてテンションの方が重要になります。ちょっと油断するとピンが戻ったりしてしまうので。
//
//
//*ヘアピン利用による駐車標章の錠の解錠 [#f030fb24]
//
//-''駐車標章''とは、駐車違反の車のドアミラーに取り付けられる目立つ標章である。 
//-この駐車標章は、ディスクタンブラー錠が採用されている。 
//-ところが、極端にディスクが少ないので、ヘアピン1本用意するだけで開いてしまうのであう。ヘアピンを左右に開いて、それを鍵穴に入れて中のディスクが上がるように回すだけでOK。 
//-ただし、駐車標章を取り除くと、道路交通法違反で、2万以下の罰金となる。もちろん、外したからといって駐車違反の記録は警察に残っているので、違反を逃れることはできない。
//
//
//*クラッチ回し利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#qefe4617]
//
//-玄関錠、中型または大型の錠前だと、''クラッチ''という機構が組み込まれていることが多い。
//--例えば、美和の両面ディスクシリンダー錠などが有名。
//-ディスクタンブラー錠(または一部のピンタンブラー錠)の中にはクラッチ機構が設けられていることがある。この形状の鍵は内筒と一緒にクラッチも回さないと開錠することができない(クラッチも一緒に回さないと内筒だけ回転して、ドアが開かない)。このとき便利なのが''クラッチ回し''である。 
//-普通のクラック回し(''サムターン回し''とも呼ぶことがあるが、サムターン回しのテクニックとはまったく別物であるので注意)はピックを長く細くしたような形であるが、これは金属棒の先端にキーの先端部と同じ形の金属が付けられている。これを鍵穴に入れておけば、クラッチ機構にてこずらないで開錠できる。 
//-クラッチ回しを入れる際にテンションはかけたままにしておきます。というのもトップピンが落ちる可能性があるからです(鍵によってまちまち)。 
//-使い方は、内筒が回る状態になったら、クラッチ回しをキーウェイに挿入して、クラッチにひっかけて鍵を回す方向に回す。クラッチを回そうとするとかなりの重さを感じるはずだ。
//--この重さを感じるというところがポイントである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kura1.jpg)
//キーを使った場合
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kura2.jpg)
//クラッチ回しを使った場合
//#img(,clear)
//
//
//**各種クラッチ回し [#l149ab2a]
//
// 色々な鍵の形状に合わせたクラッチ回しがある。
//
// クラッチ回しには次のようなタイプがある。先端を湾曲させたタイプ、金属棒の先端に「H248」(ブランクキーのひとつ)をつけたタイプなどである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kuratti.JPG)
//#img(,clear)
//
//
//***クラッチ回し その1 ←図の [#s24c9ac4]
//
//-MIWA専用の先端回し
//-BROCKHAGE社製
//-全長:140mm 
//
//
//***クラッチ回し その2 ←図の [#m87a2765]
//
//-MIWA専用の先端回し
//-FUKI社製
//-全長:140mm 
//
//
//***文化シャッター先端回し ←図の [#beeb84bf]
//
//-文化シャッター用のクラッチ回し
//
//
//***ミワ専用サムターン回し ←図の [#e7d59c8c]
//
//-奥までサムターン回しを挿入し、内筒が回転したら奥までサムターン回しが入っている事を確認しテンションを回転させる。
//-全長10cm 
//
//
//***MIWAアンチディスクタンブラー用ピック ←図の [#bcba3822]
//
//-これはクラッチ回しではないが、よく使われるのでここで紹介した。
//
//
//***ショットドライバー用MIWA先端廻し [#x3859b92]
//
//-ショットドライバーのセットにはクラッチ回しがセットになっている製品もある。
//--あまり使わないけれど…。
//
//
//*ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#g4261bf6]
//
//-ショットドライバーは、内筒に急激に回転力を加えるためのツールである。 
//-錠前をピッキングするとき、それを時計回りあるいは逆時計回りのどちらかに回す。
//--いくつかの南京錠を除外して、一般的に内筒を回す方向は一方向と決まっている。
//-しかしながら、シアラインを揃えた内筒を、開錠方向とは逆に回してしまったとき、あるいは意図的に逆に回したときに、シアラインを崩さずに内筒を回すときに使われる。内筒を逆方向の回すときに、元の位置に来ると上ピンが下りてくるが、ピンが下りてくるよりも前にその場所を通過することができる。手動だとうまくできないが、この道具を使うことで確実にできる。
//--意図的に逆に回すのは、その方がピッキングしやすいときなどが当てはまる。
//
//**使い方 [#j812dfab]
//
//-つまみを回すことによって、バネにひねりを加える。これで準備完了。この状態でツマミを話すと、バネが元の状態に戻ろうとするので、先端に激しい回転力が加わる。 
//-ショットドライバーの先端をまっすぐ鍵穴に入れておけば、シリンダーにも回転力が加わる。もちろん、ピッキングによってシアラインをそろえておくというのが前提である。
//
//**DINOショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#kb201acc]
//
//-DINOショットドライバーには日本のMIWA社製専用のクラッチ回しとして働くガンニードルが1本付属する。
//
//**古典的ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#ma0f7406]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/shot.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//**ペン型ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#o43f773b]
//
//-ペン型のショットドライバーも存在する。 
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pengata.jpg);
//SOUTHORD製のPlug Spinner「SO-P1」
//#img(,clear);
//
//-おしりにあるスイッチを押すと、先端が開錠方向に回転する。 
//-ペン型なので、元祖ショットドライバーよりも持ち歩きしやすい。
//
//
//*Schlage Wafer Pick利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#db1018ff]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/sch1.jpg);
//#img(,clear);
//
//-Schlage Wafer Pickは、ピッキングツールの中では独特な道具といえる。
//-この開錠道具は、Schlageウェハータンブラーロックの開錠に用いる。 
//-これは、鍵の半分のような形の2つのペアと千枚通しのような尖った道具のセットである。
//
//
//**使い方 [#g9d8c86c]
//
// このツールは次のように使う。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/sch2.jpg);
//#img(,clear);
//
// 鍵の半分の形をしたものは、テンションのように内筒の回転をするために使う。そして、千枚通しのような細くて尖った道具は、ディスクのシアラインを揃えるのに使う。
//
//
//*リング型テンション利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#s18f1135]
//
// リング型テンションはディスクタンブラー(特に上下ダブルのとき)で威力を発揮するテンションである。図からわかるように錠に引っ掛けるL字間の大きさはそれぞれ異なる。ここにバネを導入して調整できるタイプもある。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ring_tension.jpg);
//裏側から見たところ
//#img(,clear);
//
// リングバネが入っているので、セットして軽く回すだけで簡単に適切なテンションがかかるようになる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ring_tension2.jpg);
//HPC製の「Torque N' Tension Tool」を使ってテンションをかけているところ。このテンションは目盛り(付属シールを貼る)が付いていて、テンションのかかり具合が一目瞭然の工夫がされている。
//#img(,clear);
//
// 錠にひっかける突起のことを''デュアルプロング(dual prongs)''と呼ぶ。このデュアルプロングの長さによって対応する錠の種類は異なる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/torque_n_tension.jpg);
//HPC製の「Torque N' Tension Tool」を横から見たところ
//#img(,clear);
//
//||TNT-4 Tulip|・凹形のノブ(Concave Knobs)|
//||TNT-3 Blue|・American Motors&br;・Junkunc&br;・Chicago&br;・ダブル(サイド)ディスクタンブラー錠&br;・米国以外の車|
//||TNT-2 White|・普通の家の錠|
//||TNT-1 Red|・クライスラー、フォード&br;・ダブル(サイド)ディスクタンブラー錠&br;・トヨタ&br;・VW&br;・Mercedes|
//
//
//*インプレッションによるディスクタンブラー錠の合鍵作製 [#m3cbc8ba]
//
// ブランクキーをキーウェイに挿入する。ブランクキーの穴に直径.125かつ長さ6インチの棒を入れて、テンションのように使う。わずかな力を加えつつ、プラスチック面を持つ小さなハンマーでブランクキーの頭部と底部を叩く。こうすることで、ブランクキーにインプレッションマークを付けることができる。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/IMG.jpg)
//#img(,clear)
//
//*MIWAの両面ディスクシリンダー錠 [#edcac907]
//
//**解錠方法 [#h3251692]
//
//#youtube(v/fpXI56oTKvA,425,350);
//
//1:MIWAの両面ディスクシリンダー錠用のテンションをかける。~
// MIWAの両面ディスクシリンダー錠の構造上、このテンションは左右どちらにかけてもよい。
//
// このテンションは指をかけなくても自身の重さで十分テンションの役目を果たしてくれる。
//
//[補講]自分の場合は、ピッキングの振動でテンションが戻るのが嫌なので、テンションの指を掛ける(テンションをかけるためではなく、進行した位置をキープするため)。 ◇
//
//2:MIWAの両面ディスクシリンダー錠用のピックを用いて、上下に対してレ―キングを行う。
//
// MIWAの両面ディスクシリンダー錠は薄い溝が刻まれているディスクが存在する場合がある(すべてのディスクに存在するわけではない)。通常のピッキングツールの場合、この溝よりも薄いため、ピッキングを行っても溝に入ってしまい、ディスクが十分に持ちあがらず、結果としていつまでたってもディスクがシアラインに揃わない。つまり、この溝がアンチピッキングとして有効に働くわけである。~
// そこで、この溝よりも太い専用ピック(この専用ピックを俗にウルトラピックと呼ぶ人もいる)を用いる必要がある。
//
//[補講]自分の場合は、ダブルボールピックを用いて、全体をレ―キングした後で、専用ピックでひっかくようにしてレ―キングすることが多い。 ◇
//
//3:ピッキングに成功すると、テンションが90度回った状態(下にテンションの軸が来た状態)になる。
//
// テンションを外してから、クラッチ回しを挿入して、クラッチを回す。~
// 回す方向はデッドボルトとシリンダーの位置関係から判断する。~
// 回す際のポイントはクラッチ回しを奥まで入れたら、先端を真横にひっかけるような感じにする。きちんとサムターンも回る状態になっていれば、クラッチ回しを回すときに重みが伝わるはずである。そこで、いきなりクラッチ回しを回すのではなく、重みが伝わることを確認しつつ回すとよい。
//
// 成功すれば、サムターンが周り、デッドボルトも引っ込む。~
// デッドボルトが引っ込まず、クラッチ回しだけ回ってしまい、内筒が元の位置に戻ってしまうと、失敗である。
//
//4:ピッキングがうまくいかない場合は手順1で逆方向からテンションをかけてからやり直してみる。
//
//
//*参考文献 [#pd7abb6e]
//
//-『HOW TO OPEN LOCKS WITH IMPROVISED TOOLS』
//-『HOW TO FIT KEYS BY IMPRESSIONING』


*構造 [#ffc5ecdb]

 ディスクとは次のようなものである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk1.gif)
#img(,clear)

 空洞部分(それぞれのディスクによって位置が違う。面積は同じ)にキーを入れることによって、ディスクタンブラーが全て内筒に収まり(シアラインがフラットになり)、内筒が回転する。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk2.gif)
#img(,clear)

 正面からみた構造は次のようになっている。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d1.jpg)
#img(,clear)

 鍵を入れたときを横から見たところである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk3.gif)
正しくない鍵を入れたところ
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk4.gif)
正しい鍵を入れたところ
#img(,clear)

 また、鍵を入れたところを正面から見たところである。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d2.jpg)
シアラインが揃っているところ
#img(,clear)

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/d3.jpg)
内筒が回っているところ
#img(,clear)


**Fort錠の構造 [#w7785861]

 Fort錠の構造は次の通り。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/Fort_Lock.jpg)
#img(,clear)


*一般的なディスクタンブラー錠の解錠 [#u842ded3]

-レークピック、ダブルディスクテンション(L字テンションでも大丈夫だが、こっちの方が便利)を用いる。 
-ピンタンブラーの場合はひとつのピンずつフックピンで上げていくが、ディスクタンブラー錠だとピンでなくディスクなのでちょっと手ごたえがあまりなくてわかりにくい。そこで、レークピックを前後に動かして、正解に近いラインをトレースするのです(この行為を''レーキング''という。よく見るガリガリはこれ)。ピックのどこの山がどの鍵山に対応するのかということはあまり気にしなくてもよく、どこかの山がどこかに対応しているという感覚で十分。 
-レーキングのコツは上側を5回レーキングしたら下側を5回という具合に交互にやる。リズミカルにやる。 
-ダブルディスクテンションの鍵爪状になった先端を鍵穴の両端に入れる。こうすることで、2方向から均等に力がかかる。L字テンションだと1箇所から力を加えられてしまい、タンブラーがどちらか一方向であればよいが、複数方向(上下配置など)になったときには、片方のピッキングがうまくいっても、もう一方のテンションが適切にかからない場合がある。このため、両側からテンションをかけるのが重要なのです。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/disk8.gif)
#img(,clear)

--そのためピンセット型テンション(図の◆砲鰺僂い襦 
--先端が短いことに注目して欲しい。このようにとても小さい先端のテンションじゃなければディスクタンブラー錠を開錠できないのだ。 

-レーキングのやり方はあまり難しくありません。差し込んだ後は前後に「揺らしながら」、「ゆっくりと」、「軽く」、「時にはやや強く」、内筒の中のタンブラーを「引っ掻いて」いく。もちろん、差し込むときはテンションを適切にかかっていることが前提である。 
--ピンタンブラー錠のピッキングと比べてテンションの方が重要になります。ちょっと油断するとピンが戻ったりしてしまうので。


*ヘアピン利用による駐車標章の錠の解錠 [#f030fb24]

-''駐車標章''とは、駐車違反の車のドアミラーに取り付けられる目立つ標章である。 
-この駐車標章は、ディスクタンブラー錠が採用されている。 
-ところが、極端にディスクが少ないので、ヘアピン1本用意するだけで開いてしまうのであう。ヘアピンを左右に開いて、それを鍵穴に入れて中のディスクが上がるように回すだけでOK。 
-ただし、駐車標章を取り除くと、道路交通法違反で、2万以下の罰金となる。もちろん、外したからといって駐車違反の記録は警察に残っているので、違反を逃れることはできない。


*クラッチ回し利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#qefe4617]

-玄関錠、中型または大型の錠前だと、''クラッチ''という機構が組み込まれていることが多い。
--例えば、美和の両面ディスクシリンダー錠などが有名。
-ディスクタンブラー錠(または一部のピンタンブラー錠)の中にはクラッチ機構が設けられていることがある。この形状の鍵は内筒と一緒にクラッチも回さないと開錠することができない(クラッチも一緒に回さないと内筒だけ回転して、ドアが開かない)。このとき便利なのが''クラッチ回し''である。 
-普通のクラック回し(''サムターン回し''とも呼ぶことがあるが、サムターン回しのテクニックとはまったく別物であるので注意)はピックを長く細くしたような形であるが、これは金属棒の先端にキーの先端部と同じ形の金属が付けられている。これを鍵穴に入れておけば、クラッチ機構にてこずらないで開錠できる。 
-クラッチ回しを入れる際にテンションはかけたままにしておきます。というのもトップピンが落ちる可能性があるからです(鍵によってまちまち)。 
-使い方は、内筒が回る状態になったら、クラッチ回しをキーウェイに挿入して、クラッチにひっかけて鍵を回す方向に回す。クラッチを回そうとするとかなりの重さを感じるはずだ。
--この重さを感じるというところがポイントである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kura1.jpg)
キーを使った場合
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kura2.jpg)
クラッチ回しを使った場合
#img(,clear)


**各種クラッチ回し [#l149ab2a]

 色々な鍵の形状に合わせたクラッチ回しがある。

 クラッチ回しには次のようなタイプがある。先端を湾曲させたタイプ、金属棒の先端に「H248」(ブランクキーのひとつ)をつけたタイプなどである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kuratti.JPG)
#img(,clear)


***クラッチ回し その1 ←図の [#s24c9ac4]

-MIWA専用の先端回し
-BROCKHAGE社製
-全長:140mm 


***クラッチ回し その2 ←図の [#m87a2765]

-MIWA専用の先端回し
-FUKI社製
-全長:140mm 


***文化シャッター先端回し ←図の [#beeb84bf]

-文化シャッター用のクラッチ回し


***ミワ専用サムターン回し ←図の [#e7d59c8c]

-奥までサムターン回しを挿入し、内筒が回転したら奥までサムターン回しが入っている事を確認しテンションを回転させる。
-全長10cm 


***MIWAアンチディスクタンブラー用ピック ←図の [#bcba3822]

-これはクラッチ回しではないが、よく使われるのでここで紹介した。


***ショットドライバー用MIWA先端廻し [#x3859b92]

-ショットドライバーのセットにはクラッチ回しがセットになっている製品もある。
--あまり使わないけれど…。


*ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#g4261bf6]

-ショットドライバーは、内筒に急激に回転力を加えるためのツールである。 
-錠前をピッキングするとき、それを時計回りあるいは逆時計回りのどちらかに回す。
--いくつかの南京錠を除外して、一般的に内筒を回す方向は一方向と決まっている。
-しかしながら、シアラインを揃えた内筒を、開錠方向とは逆に回してしまったとき、あるいは意図的に逆に回したときに、シアラインを崩さずに内筒を回すときに使われる。内筒を逆方向の回すときに、元の位置に来ると上ピンが下りてくるが、ピンが下りてくるよりも前にその場所を通過することができる。手動だとうまくできないが、この道具を使うことで確実にできる。
--意図的に逆に回すのは、その方がピッキングしやすいときなどが当てはまる。

**使い方 [#j812dfab]

-つまみを回すことによって、バネにひねりを加える。これで準備完了。この状態でツマミを話すと、バネが元の状態に戻ろうとするので、先端に激しい回転力が加わる。 
-ショットドライバーの先端をまっすぐ鍵穴に入れておけば、シリンダーにも回転力が加わる。もちろん、ピッキングによってシアラインをそろえておくというのが前提である。

**DINOショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#kb201acc]

-DINOショットドライバーには日本のMIWA社製専用のクラッチ回しとして働くガンニードルが1本付属する。

**古典的ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#ma0f7406]

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/shot.jpg)
#img(,clear)


**ペン型ショットドライバー利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#o43f773b]

-ペン型のショットドライバーも存在する。 

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pengata.jpg);
SOUTHORD製のPlug Spinner「SO-P1」
#img(,clear);

-おしりにあるスイッチを押すと、先端が開錠方向に回転する。 
-ペン型なので、元祖ショットドライバーよりも持ち歩きしやすい。


*Schlage Wafer Pick利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#db1018ff]

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/sch1.jpg);
#img(,clear);

-Schlage Wafer Pickは、ピッキングツールの中では独特な道具といえる。
-この開錠道具は、Schlageウェハータンブラーロックの開錠に用いる。 
-これは、鍵の半分のような形の2つのペアと千枚通しのような尖った道具のセットである。


**使い方 [#g9d8c86c]

 このツールは次のように使う。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/sch2.jpg);
#img(,clear);

 鍵の半分の形をしたものは、テンションのように内筒の回転をするために使う。そして、千枚通しのような細くて尖った道具は、ディスクのシアラインを揃えるのに使う。


*リング型テンション利用によるディスクタンブラー錠の解錠 [#s18f1135]

 リング型テンションはディスクタンブラー(特に上下ダブルのとき)で威力を発揮するテンションである。図からわかるように錠に引っ掛けるL字間の大きさはそれぞれ異なる。ここにバネを導入して調整できるタイプもある。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ring_tension.jpg);
裏側から見たところ
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 リングバネが入っているので、セットして軽く回すだけで簡単に適切なテンションがかかるようになる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/ring_tension2.jpg);
HPC製の「Torque N' Tension Tool」を使ってテンションをかけているところ。このテンションは目盛り(付属シールを貼る)が付いていて、テンションのかかり具合が一目瞭然の工夫がされている。
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 錠にひっかける突起のことを''デュアルプロング(dual prongs)''と呼ぶ。このデュアルプロングの長さによって対応する錠の種類は異なる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/torque_n_tension.jpg);
HPC製の「Torque N' Tension Tool」を横から見たところ
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||TNT-4 Tulip|・凹形のノブ(Concave Knobs)|
||TNT-3 Blue|・American Motors&br;・Junkunc&br;・Chicago&br;・ダブル(サイド)ディスクタンブラー錠&br;・米国以外の車|
||TNT-2 White|・普通の家の錠|
||TNT-1 Red|・クライスラー、フォード&br;・ダブル(サイド)ディスクタンブラー錠&br;・トヨタ&br;・VW&br;・Mercedes|


*インプレッションによるディスクタンブラー錠の合鍵作製 [#m3cbc8ba]

 ブランクキーをキーウェイに挿入する。ブランクキーの穴に直径.125かつ長さ6インチの棒を入れて、テンションのように使う。わずかな力を加えつつ、プラスチック面を持つ小さなハンマーでブランクキーの頭部と底部を叩く。こうすることで、ブランクキーにインプレッションマークを付けることができる。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/IMG.jpg)
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*MIWAの両面ディスクシリンダー錠 [#edcac907]

**解錠方法 [#h3251692]

#youtube(v/fpXI56oTKvA,425,350);

1:MIWAの両面ディスクシリンダー錠用のテンションをかける。~
 MIWAの両面ディスクシリンダー錠の構造上、このテンションは左右どちらにかけてもよい。

 このテンションは指をかけなくても自身の重さで十分テンションの役目を果たしてくれる。

[補講]自分の場合は、ピッキングの振動でテンションが戻るのが嫌なので、テンションの指を掛ける(テンションをかけるためではなく、進行した位置をキープするため)。 ◇

2:MIWAの両面ディスクシリンダー錠用のピックを用いて、上下に対してレ―キングを行う。

 MIWAの両面ディスクシリンダー錠は薄い溝が刻まれているディスクが存在する場合がある(すべてのディスクに存在するわけではない)。通常のピッキングツールの場合、この溝よりも薄いため、ピッキングを行っても溝に入ってしまい、ディスクが十分に持ちあがらず、結果としていつまでたってもディスクがシアラインに揃わない。つまり、この溝がアンチピッキングとして有効に働くわけである。~
 そこで、この溝よりも太い専用ピック(この専用ピックを俗にウルトラピックと呼ぶ人もいる)を用いる必要がある。

[補講]自分の場合は、ダブルボールピックを用いて、全体をレ―キングした後で、専用ピックでひっかくようにしてレ―キングすることが多い。 ◇

3:ピッキングに成功すると、テンションが90度回った状態(下にテンションの軸が来た状態)になる。

 テンションを外してから、クラッチ回しを挿入して、クラッチを回す。~
 回す方向はデッドボルトとシリンダーの位置関係から判断する。~
 回す際のポイントはクラッチ回しを奥まで入れたら、先端を真横にひっかけるような感じにする。きちんとサムターンも回る状態になっていれば、クラッチ回しを回すときに重みが伝わるはずである。そこで、いきなりクラッチ回しを回すのではなく、重みが伝わることを確認しつつ回すとよい。

 成功すれば、サムターンが周り、デッドボルトも引っ込む。~
 デッドボルトが引っ込まず、クラッチ回しだけ回ってしまい、内筒が元の位置に戻ってしまうと、失敗である。

4:ピッキングがうまくいかない場合は手順1で逆方向からテンションをかけてからやり直してみる。


*参考文献 [#pd7abb6e]

-『HOW TO OPEN LOCKS WITH IMPROVISED TOOLS』
-『HOW TO FIT KEYS BY IMPRESSIONING』