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*トムチェリの実験 [#zdc7a728]

 [[試験管]]を長くしたような管に[[液体]]を一杯に入れて、端を指などで押さえてから、その液体が入った容器の中に逆さにして入れる。そこで指を離す。

 すると、次の図のように、A,Bでは管の中の液体は落ちないが、C,Dのような長い管では[[大気圧]]PSUB{0};では支えきれなくなって落ちてくる。そして、その上部には、何もない空間である[[真空]]ができる。

 液体が[[水]]の場合には、この高さは10mほどになる。~
 また、液体が[[水銀]]の場合には、水銀は水より13.6倍も重いので、大気圧が支える高さも小さくなり、この高さは76cmほどになる((このことから、大気圧のことを76cmHgや、760mmHgと呼ぶ。))。

[補講]トムチェリの実験により、10mを超える深さの井戸は、[[ポンプ]]で吸っても水は上がってこないのである。

ただし、大気圧より大きい圧力で水面を押してやれば別である。 ◇

[補講][[サイフォンの原理]]とトムチェリの実験を混合してはならない。 ◇

*参考文献 [#c5975027]

-『サイフォンの科学史』