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*歴史 [#b1e3ff0e]

+1815年に[[イギリス]]人の医学者プラウトが「すべての元素は水素原子が集まってできたものである」という説を唱えた。
--水素以外の元素の原子量が水素の原子量の大体整数倍になっていることを根拠にしている。実際に[[酸素]]は[[水素]]は16倍である。しかし、例外もたくさん出てきた。例えば、[[マグネシウム]]は水素の24.3倍、[[塩素]]は35.5倍である。
--そのためこの説は否定され、多くの化学者によって見捨てられてしまう。
+しかし、イギリスの大金持ちだった化学者レーリー男爵は、プラウトの説の魅力に惹かれていた。そこでプラウトの説が本当に間違っているのかどうかを調べるために、正確に測定をやり直し始めた。
--ロンドン大学の教授ラムゼーとの共同研究により、空気中には奇妙な気体が1.3%ほど含まれていることを発見した。奇妙というのはどんなものとも化合しないものである。この怠け者に「アルゴン」という名をつけて、1894年に[[元素]]として発表した。
---プラウトの仮説が正しいことが証明されたわけではないが、プラウトの仮説から新しい発見を導き出したというよい例である。
--ところが、この発見に対して反対意見が巻き起こる。メンデレーエフの周期律表にその席が与えられていない新元素などは存在するはずがないという主張である。
---その意見に対して、ラムゼーはこういう新元素が存在するからには、他の元素と同様に同族のワンシリーズが存在するはずだと予測する。ラムゼーは+1の電気を帯びやすい陽性のアルカリ金属と、-1の電気を帯びやすい陰性のハロゲン1族は、緩衝地帯として電気的にゼロ、化学的に不活性な元素群が存在してもおかしくないと考えたのである。
---ところで、1868年にすでに太陽光のスペクトルから[[ヘリウム]]が発見されていた。また、ラムゼーは[[ウラン]]の鉱石などからヘリウムを取り出していた。このヘリウムは不活性ガスである。
---そして、ヘリウムの原子量が4で、アルゴンが約40であった。そこでラムゼーは周期律表からいって、その間に原子量20の新元素があるに違いないと考えて、新たな元素探しが始まった。その後、液体空気中からその新元素を発見し、「新しいもの」を意味する[[ネオン]]と名付けた。それに味を占めて、「隠れたもの」を意味する[[クリプトン]]、「見知らぬもの」を意味する[[キセノン]]を発見する。


*参考文献 [#k533379e]

-『元素はすべて元祖です』