*目次 [#m2c6fce0]
諸事情により解錠の方法については公開を停止します。~
書籍『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』では、錠前の構造、歴史、鍵開けについて詳細に解説しているので、そちらを参照してください。

#contents

*宣伝 [#ed3b39b6]

 鍵開けに関するページでは、古かったり、誤った解釈をしていたりするところが多々あります。今後は少しずつ修正する予定です。~
 錠前の構造、歴史、鍵開けの方法を載せた『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』が発売されています。サイトの内容はほとんど参照しないで書いたので、あまり重複していないと思います。

[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]

 興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。
-興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。
-[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。


*構造 [#hc0c9ec1]

 キーを入れることによって、''上ピン(Top/Driver Pin)''と''下ピン(Bottom Pin)''の間(''シアライン'')がちょうど内筒(Plug)に沿って平ら(フラット)になり、そのまま内筒が回転する。
//*目次 [#m2c6fce0]
//
//#contents
//
//*宣伝 [#ed3b39b6]
//
// 鍵開けに関するページでは、古かったり、誤った解釈をしていたりするところが多々あります。今後は少しずつ修正する予定です。~
// 錠前の構造、歴史、鍵開けの方法を載せた『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』が発売されています。サイトの内容はほとんど参照しないで書いたので、あまり重複していないと思います。
//
//[[&ref(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/img/cover_mini.png,nolink,『ハッカーの学校 鍵開けの教科書』公式サイト);>http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]
//
// 興味がある方は[[公式サイト:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/books/lock/]]を参照してください。[[Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4781702228/]]でも発売中です。
//
//
//*構造 [#hc0c9ec1]
//
// キーを入れることによって、''上ピン(Top/Driver Pin)''と''下ピン(Bottom Pin)''の間(''シアライン'')がちょうど内筒(Plug)に沿って平ら(フラット)になり、そのまま内筒が回転する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin22.JPG)
//#img(,clear)
//
// ピンタンブラー錠のピンは次のような形になっている。トップピンの上辺と下辺、ボトムピンの上辺がわずかに丸みを帯びている。これを''面取り(Chamfer)''という。これは覚える必要はなく、頭の片隅に入れておくだけでよいだろう。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin23.jpg)
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin24.JPG)
//#img(,clear)
//
// 内部構造が見える特別なピンタンブラー錠(ピッキング練習用)を用いるとコツがすぐ掴めるだろう。金銭的に余裕があれば買ってもよいだろうが、あまりにも簡単すぎてちょっともったいないかもしれない。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/key11.gif)
//VISIBLE LOCK CUT-AWAY。実売価格37ドル前後
//#img(,clear)
//
//
//**ピッキングが可能な構造上の理由 [#e1369f3f]
// ピッキングの基本は、ピンタンブラー錠の開錠の手順を知ることから始まる。ここをしっかりマスターしておくこと。 
//
// 次の画像は、ピンタンブラー錠を上から見たところである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin25.JPG)
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin26.jpg)
//#img(,clear)
//
// (ピンが収まっている)穴とピンの間に僅かに隙間があることがわかるだろう。
//
// それぞれの穴(ピンが収まっている)は、中央線(Center Line)から僅かにずれている。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin27.jpg)
//#img(,clear)
//
// 2番目の穴と3番目の穴に注目してみる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin28.jpg)
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin29.jpg)
//#img(,clear)
//
// すると、3番目の穴が下に寄っていることがわかる。また、全体でみても、3番の穴が一番下に寄っている。実は、テンションレンチを使ったとき、ここのピンに最初にテンションがかかるのだ。つまり、これが最初にシアラインを揃えるべきピンの場所なのだ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin30.jpg)
//#img(,clear)
//
// 次の図が3番目の穴のピンにテンションがかかっていて状態である。厳密には1ピンずつしかテンションはかかっていないのだ。この点についてしっかり明記している本は少ない。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin31.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*ピッキングツール利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#xc87a5be]
//
//**正攻法 [#t82957ab]
//
//1:まず、シリンダー内に油(錠用の油。普通の油だとダメ。4Bの鉛筆の芯の粉とかでも代用できる)をさす。 
//
// これはピンの動きを滑らかにするためである。しかし、一般にはこの手順は飛ばす。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin33.jpg)
//#img(,clear)
//
//2:ピックを上下逆さまに奥まで入れて、ゆっくり上げる。そして、そのままゆっくり引く。パチンパチンと音、感触がわかるはずだ。これは上がったピンが下がったときの小さい衝撃である。これを数回繰り返して、きちんとピンが機能しているか確かめる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin34.jpg)
//#img(,clear)
//
//3:ステップ2と同じ動作を行い、ピンの数を数える。感触でピンの数を確かめる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin35.jpg)
//#img(,clear)
//
//4:テンションレンチをひっかけ、適切な力でテンションをかける。ピンタンブラーの場合は、人差し指を軽く押さえる程度の力で十分だ。力強くテンションをかけるのは間違いなので注意。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin36.JPG)
//#img(,clear)
//
//5:テンションをかけたまま、ピック(ここではフックピック。場合によってはダイヤモンドピックなどを用いる)を挿入して、ボトムピンと一緒にトップピンをやさしく押し上げる。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin39.jpg)
//0度回転~
//テンションをかける前
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin38.jpg)
//2度回転~
//テンションをかけたところ
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin40.jpg)
//2度回転~
//テンションをかけたまま、ピックでシアラインを揃えようとするところ
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin42.jpg)
//4度回転~
//ひとつのピンのシアラインが揃って、さらにちょっとだけ内筒が回転したところ
//#img(,clear)
//
// 次のように、ひとつのトップピンがシアラインに揃ってテンションがかかると、内筒に乗っかり(乗っかる場所を''Plug Shelf''という)、ほんのわずかに回転する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin43.jpg)
//#img(,clear)
//
// このシリンダーを上から見ると次のようになっているとする。それぞれの穴がわずかに中央線よりずれている。どんなに錠を厳密に作ろうとしてもこのようなずれが起こるのだ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin44.jpg)
//#img(,clear)
//
// 3番目の穴が一番下に位置している。つまり、テンションをかけたら3番目のピンが最初にひっかかる。つまり、この3番目のピンを最初に攻略することになる。しかし、このようにシリンダーを上から覗くことは実践では普通できない。よって、奥からピンを上げて確かめていくしかないのだ。 
//
// 一番奥の5番目、4番目、3番目、…とピンを上げていく。すると、3番目のピンのシアラインが揃う。トップピンはPlug Shelfにひっかるので、ボトムピンだけが下がる。これは感触で知るしかない。この段階で最初にテンションをかけたときよりわずかに内筒が回る(上の例だと4度回転)。 
//
// 次に、また奥から繰り返す。すると、5番目のピンのシアラインが揃う。シアラインが揃うたびに内筒の角度が増えていくはずだ。 
//
// そして、また奥から繰り返す。4番目、2番目、…とピンを上げていく。すると2番目のピンのシアラインが揃う。
//
// また奥から繰り返す。すると、4番目のピンのシアラインが揃う。
//
// 最後に1番目のピンだけが残るので、これのシアラインを揃える。これで全部揃ったことになる。あとはテンションレンチを回転されていって内筒が回るはずだ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin45.jpg)
//トップピンはきちんとPlug Shelfに乗っかり、うまくボトムピンだけが下がっているとき
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin46.jpg)
//テンションをかけすぎてトップピンがきちんと上にいかずにひっかかって、失敗したとき
//つまり、ボトムピンが落ちてくる感触というより、シアラインが揃って内筒がちょっとだけ回った感触の方がわかりやすいだろう。
//#img(,clear)
//
//6:次の図のようにすべてのトップピンの底辺がシアラインに揃えば、内筒は回る。これで開錠成功である。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin48.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//**レーキング [#g2c19d19]
// 次にレーキングというテクニックを紹介する。レーキングはディスクタンブラー錠によく使われる手法であるが、ピンタンブラー錠でも行える。ひとつずつピンを上げていく作業よりレーキングの方が簡単だ。微妙な感覚がわからなくても適当にやってれば開いてしまうからである。
//
//
//**動画で理解する [#i7591cb7]
//
//-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/woffice.mpeg]](オフィス入り口の鍵)
//-[[動画2:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/webcab.mpeg]](キャビネットの鍵)
//-[[動画3:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/bakdor.mpg]](裏口の鍵)
//-[[動画4:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/pres2.mpg]](ロッカーの鍵)
//-[[動画5:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/dblk.mpg]](自作ピッキングツール、キャビネットの鍵)
//-[[動画6:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/dblk2.mpg]](自作ピッキングツール、キャビネットの鍵、両側)
//-[[動画7:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/door1.mpg]](ドア)
//-[[動画8:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/filelk.mpg]](ファイルキャビネット)
//-[[動画9:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/filelk2.mpg]](ファイルキャビネット)
//-[[動画10:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/frntdor.mpg]](玄関ドア)
//-[[動画11:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/rakdsk.mpg]](鍵を閉める)
//-[[動画12:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/rake4.mpg]]
//-[[動画13:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/vickl2.mpg]](レーキング)
//-[[動画14:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/viclk1.mpg]](レーキング)
//
//
//*クリップピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#a405cd13]
//
//**動画で理解する [#m903c82b]
//
//-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/clipdor.mpg]](裏口の鍵)
//
//
//*KWICKピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#e7ea1e33]
//
// ペン型のピックと考えていいでしょう。一見するとボールペンのようなものなので、職務質問や持ち物検査されたときでもピッキングツールを所持していることがばれにくいでしょう。 
//
// 上のネジを緩めるとピックが内部から引き出すことができ、適当な長さに調整できる。左のペンの天辺のネジを緩めるとテンションを取り外せます。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/spy.gif)
//PICK(私も持っています)。実売価格39ドル前後。
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kwick1.gif)
//KWICKピック用の付け替え用ピック。実売価格3ドル前後。
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kwick2.gif)
//KWICKピック用の付け替え用テンション。実売価格3ドル前後。
//#img(,clear)
//
//**動画で理解する [#da909bc6]
//
//-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking1.AVI]](アカデメイアオリジナル)
//-[[動画2:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking2.AVI]](アカデメイアオリジナル)
//
//
//*万能キー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#e70d3be8]
//
//・''万能キー''とはピックとテンションの2つの機能を兼ね備えたピッキングツール。 
//
//・簡単な構造の鍵なら、万能キー1本で開けることができる。 
//
//・しかし、名前は「万能」だが利用に関しては全然万能ではない。
//
//
//*テンションのみによるピンタンブラー錠の解錠 [#he583e46]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin.gif)
//#img(,clear)
//
//
//*ピックガン利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#ef51153e]
//
// ''ピックガン''とは銃の形をしているピックの代わりになるピッキングツールです。レバーを引くと、先端の棒部分が上下に機械的な振動により、ピンに衝撃を与え、瞬間的にシアライン上にピンがない常態を作りあげる。このとき、鍵穴にテンションをかければ、内筒を回して開錠できるのである。画像において、矢印になっているところが上下に動くきます。テンションをかけた状態で鍵穴の奥(奥の下側に先端を合わせる)まで入れ、レバーを引くと開錠できるわけだ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//**特徴 [#yd93cf7d]
//
//・筐体のところについているツマミを回すことで上下に動く距離、即ち振動のブレの大きさを調整することができる。 
//
// 一般的に上に回すとブレの大きさを小さくでき、下に回すとブレの大きさを大きくできる。 
//
//・注意して欲しいのが先端に付ける棒だけど、カーブしている方を下、真っ直ぐの方を上になるように接続すること。 
//
//・一見、ピックガンは夢のような工具のように見えるかもしれないけど、ピッキングツールでのピッキングに慣れていないと、ピックガンを使ってもなかなか開かない。1回で揃えるものなので何度もカチカチ引き金を引く必要はない。そうしなければならないということは、ピックガンがうまく使えていない証拠である。つまり、鍵の原理を理解し、一番基本となるピックとテンションによる解錠方法について熟知しておかなければならないわけである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun5.gif)
//#img(,clear)
//
//・何度も衝撃を与えすぎると上ピンを支えるバネが使い物にならなくなってしまう。ただし、故意にそうすることで開錠を図ることもある。 
//
//・ドアノブが邪魔でピックガンが使えないときは、くの字ピックをピックガンに装着して使う。このとき、先端がタンブラーの列とピックのラインが必ず並行になるように気を付けること。まっすぐ差し込まないと、錠が開かないだけでなく、ピックの先端を折ってしまうかもしれない。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun6.gif)
//#img(,clear)
//
//・鍵穴に挿入した状態でピックガンを上下左右に振ってはいけません。ピックが簡単に折れてしまう。 
//
//・ピックガン用のピックはやわなので、ピックが折れてしまうことを防ぐためにピックガンを使わないときはなるべく先端のピックを外した状態で保管するようにしましょう。専用のケースがあれば別ですが、ケースがない場合は先端のピックを外す方が無難。 
//
//**動画で理解する [#o680c7db]
//
//-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking3.AVI]](アカデメイアオリジナル)
//
//
//*スナッパー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#n1bea5da]
//
//・スナッパーはピックガンの元祖といえるものである。
//
//・引き金を引くことで、先端が振動し、シアラインを一瞬にして揃えようとする。
//
//**古典型 [#mfb0c662]
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun10.jpg)
//#img(,clear)
//
//・最もシンプルなスナッパーといえる。
//
//
//**進化形 [#zcd1e887]
//
//・ピックガンの形に非常に近くなってきたスナッパー。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun4.gif)
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/striker.JPG)
//#img(,clear)
//
//
//**使用方法 [#afe99b4b]
//
//1:テンションをかける。
//
//2:striker部分を上にして、そこに親指が来るようにして、ドライバーやナイフを持つようにスナッパーを持つ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/st1.jpg)
//#img(,clear)
//
//3:先端のpick部分を鍵穴に入れて、きちんとすべてのピンと接触しているか感触で確かめる。あまり奥深くまで入れすぎても意味がないので注意。~
// また、きちんとスナッパーを鍵穴から見て時計の12時の位置になるように持つ。曲がっていてはうまくピンをはじけない。
//
//4:striker部分を軽く親指で抑えながら下げていく。ちょっと下がったら、「パッ」と親指だけをstriker部分から離すことで、弾力のおかげでスナッパーが揺れ、pick部分も揺れる。この揺れにより、一気にすべてのピンを上げるのである。ピンを上げようと意識する必要はない。あくまでなすがままにまかせるのがコツである。おそらくこの感触を身に付けるには練習あるのみである。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/st2.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//**特徴 [#gd5b1950]
//
//・針金で簡易ピックガンを作ることができる。これだとあまり音が大きくないから場合によっては便利。 
//
//
//**自作 [#zb436c8b]
//
//・ハンガーを活用して作れる。とはいえハンガーの直径は鍵穴に指すには太すぎるので、先端だけを別の素材を使い、もち手のところにハンガーを利用するのである。ハンガーの微妙な弾力がうまくピンを上げる力となる。
//
//・http://www.lockpicking101.com/viewtopic.php?p=53806#53806
//
//
//*BUMPキー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#m39a8b35]
//
// ''BUMPキー(bumping key:バンピングキー)''とは、鍵穴に差し込むことで一気にピンを上げてしまう特殊なキーである。[[このアニメGIF:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/bump_keying_slow.gif]]を見るとすぐに理解できると思う。
//
// アニメGIFでは省略されているが、当然のことながらテンションをかけてから挿入しなければならない。
//
// BUMPキーの発想はピックガンへと繋がる。ピックガンの形状が鉄砲のような形をしていいることからいえばスナッパーが起源となるが、原理からいえばBUMPキーこそが真の起源となる。
//
// 2006年頃から再びBUMPキーが話題になっているが、古くからあったものが最近になって再び注目され始めたと考えた方がよい。なぜ注目されてきたのかというと、BUMPキーを使えば素人であっても対応する錠前を簡単に開けることができるからである。これは、よく使われている錠に対応するBUMPキーを複数用意しておけば[[空き巣]]には十分役に立つからである。
//
//-ピッキングツール
//--数本のピックとテンションさえあればOK。
//--ピッキングの腕さえあれば、ほとんどの錠を開けることが可能。つまり、万能な半面、経験と時間が必要となってしまう。
//-BUMPキー
//--対応する錠に対しては誰でも解錠可能。
//--空き巣を目的とする場合は、複数本用意しておく必要がある。
//--ピッキングツールでは解錠が時間がかかるものでも、簡単に開いてしまう。
//
//
//*電動ピックガン利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#c4db5259]
//
// ピックガンの亜種として、電動ピックガンという工具もある。普通のピックガンは引き金を引く行為を要したが、電動ピックガンでは自動的に絶えず細かく先端が震えることでシアラインをそろえてしまう特長を持つ。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun2.JPG)
//「High Output Battery Pick」~
//・実売価格120ドル前後。~
//・一番普及しているタイプ。~
//・私が使用している電動ピックガンと同じ。~
//・単2電池3本使用する。
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun3.jpg)
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun7.gif)
//「Rechargeable - ElectroPick (120v)」~
//・実売価格165ドル前後。~
//・ACから電源を取れる。
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun8.gif)
//「Electropick 12v. Charger」~
//・「Rechargeable - ElectroPick (120v)」のオプション。~
//・実売価格60ドル前後。
//#img(,clear)
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun9.gif)
//「Cradle Type 12v. Charger for Electropick」~
//・「Rechargeable - ElectroPick (120v)」のオプション。~
//・実売価格60ドル前後。
//#img(,clear)
//
//
//**特徴 [#jb8869ef]
//
//・これはピックガンの引き金を引く行為を、電池によって自動的に振動してくれる。ピックガン、電動ピックガンは両方ともかなり音が大きいので、侵入時にはあまり使えない。 
//
//・あくまで入ることが住人にあからじめ許可をもらっている場面や隣の家まで距離がかなり離れている場面など。 
//
//・ピックを取り付けるためには小さい六角レンチを使う。
//
//
//**High Output Battery Pickの分析 [#s1317815]
//
// 電動ピックガンの自作に参考になるかもしれないので、High Output Battery Pickの動作について分析してみた。
//
//
//***外観 [#l15473e5]
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/CIMG1762.jpg)
//先から見たところ(まだピックは取り付けていない状態)
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/fuzoku.jpg)
//付属品
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/denti.jpg)
//電池を入れるところを抜いたところの先端側(こちらに電池プラス側が来る)
//#img(,clear)
//
//
//***専用ピックについて [#c02bec4f]
//
//・専用ピックの形は次のようになっている。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/pick_sentan.jpg)
//#img(,clear)
//
//・厚さは0.6mmぐらい。
//
//・付属している4本とも形・太さが共通している。
//
//・手動のピックガン付属の専用ピックでもおそらく流用できる。
//
//・振動幅は調整できるが、±2.5mmが目安。
//
//[補足]ドルツ製の音波振動ハブラシ「EW1036」の振動と比べると、電動ピックガンの方が大きい。電動歯ブラシから電動ピックガンを作るならば、古いタイプのほうがよいかもしれない。その際、横振動は少なく、縦振動だけのものが好ましいだろう。
//
//
//***利用の仕方 [#z642f6bc]
//
//1:付属の六角レンチでゆるめてから、専用のピックを接続する。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/setuzoku.jpg)
//ピック接続前
//#img(,clear)
//
//2:付属の六角レンチで次の画像の黒いところを回して、振動幅を調整する。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/sindouhaba.jpg)
//#img(,clear)
//
//3:これでセッティングは終わりで、後は普通にピッキングするだけ。
//
//
//***動画で理解する [#vd890fee]
//
//-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking4.AVI]](アカデメイアオリジナル)
//--20秒ぐらいで3つの錠を開錠する例。
//--これは音が入っていない。
//
//
//
//*スーパーRSKピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#u020a8eb]
//
// 鍵穴には様々な形状があるが、それが複雑であったり小さすぎたりすることがある。そうすると普通のピックでは引っかかったり、入らなかったりして、うまくいかないことがある。そこで登場するのが''スーパーRSKピック''である。これは、先端が注射針型のようになっていて、どんな形状の鍵穴にも滑り込ませることができる。弾力を利用してピッキングする。
//
//
//*ピッキングツール利用によるエレベータ錠の解錠 [#x0bcd83b]
//
//・エレベータには、ドアの部分と内部のボタン類の近くの2ヶ所に錠前が設置されている。 
//
//・ボタン類の近くに設置された錠前は、デパートのエレベータで見るように、ドアの開閉を手動で行うときに使われる。鍵を差し込んだまま「開」にしておけば、ドアは開いたままになる。 
//
//・また、中には錠前を操作することにより、ボタンには表示されていない謎の階に停止するエレベータもある。これは銀行系のビルに多いようです。 
//
//・エレベータの錠前の多くは、ピンタンブラー錠が採用されている。玄関で使われているピンタンブラー錠よりピン数が少ないのでセキュリティは低い。 
//
// 
//*ピンタンブラー錠のピッキング対策(アンチピッキング) [#n9741209]
//
// ピンタンブラー錠は一般にピッキングに弱い。そのため、ピッキングを困難にするために、様々な仕組みが考案されている。 
//
//・ピン列を複数にする。これを導入した錠を''マルチプルロウピンタンブラー錠''という。 
//
//・キーウェイ(鍵穴の形)を複雑にしたり、狭く(きつく)する。
//
//#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin32.JPG)
//#img(,clear)
//
//・スプールピン、マッシュルームピン、セパレートピンなどを採用する。 
//
//・回転するピンを採用する。
//
//・サイドバーを設ける。これを導入した錠を''サイドバー錠''という。
//
//
//*斜め挿入テクニックによる解錠 [#u9f27cbc]
//
// いくつかのピンタンブラー錠(その他の錠もあるかもしれない)は、ピックをわずかに斜めにして挿入してピッキングする必要がある。次の図では20°だけ斜めにしている。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/IMG_0017.jpg)
//#img(,clear)
//
//
//*インプレッションによるピンタンブラー錠の合鍵作製 [#i5320ae1]
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin1.jpg)
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin2.jpg)
//#img(,clear)
//
// ピンタンブラー錠は構造的に上(あるいは下にも)側に一列にピンが並んでいる。ここではわかりやすいように、ピン1本だけに着目しておく。正しい高さでないキーが入ると、ボトムピンとトップピンは一緒に上側に移動する。テンションをかけた状態なら、ボトムピンに内筒と外筒の間にひっかかる(ボトムピンの底がひっかかるという話ではないことに注意)。一方、正しいキーが挿入されれば、ボトムピンの底の一部分が内筒と外筒のちょっとした段差に乗り上げて、落ちてこない。
//
// この違いに注目する。つまり正しいキーの凸凹の高さならばキーに接触せず、正しくない高さならばキーに接触するということである。よって、ブランクキーの上部分にインプレッションマークがあれば、そこを1段分削る。1段分とは決められている値なので、その分だけ削る。もちろん4ピンのピンシリンダー錠ならば4箇所の削るべき場所がある。それぞれの場所をインプレッションマークがなくなるまで1段分削っていく。
//
// すべてのインプレッションマークがなくなれば仕上げとして凸凹の形を整える。凹の横幅は.062として、凸の角度を45度の三角にする。
//
// ところで、[[ウォード錠]]や[[レバータンブラー錠]]のインプレッションの方法としてススを塗る方法が使われるが、ピンタンブラー錠の場合はそういうアプローチでない方法がある。次に示すような道具を使う方法である。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin_in.jpg)
//#img(,clear)
//
// どのように使うのかというと、ブランクキーを挟んで固定したままひねりをかけてテンションを掛けた状態にする。そして、前後に動かすことでブランクキーにインプレッションマークが付くのである。
//
// 同様のことを実現する道具として次のようなものがある。
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin_in2.jpg)
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin_in3.jpg)
//#img(,clear)
//
//#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin_in4.jpg)
//#img(,clear)
//
// 最後のピックガンに似たような道具は引き金を引くことで、前後運動ができる。
//
// なければ普通のペンチとかでも代用が効くだろう。
//
//
//*参考文献 [#p9ac00cf]
//
//-『HOW TO OPEN LOCKS WITH IMPROVISED TOOLS』
//-『SECRETS OF LOCK PICKING』

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin22.JPG)
#img(,clear)

 ピンタンブラー錠のピンは次のような形になっている。トップピンの上辺と下辺、ボトムピンの上辺がわずかに丸みを帯びている。これを''面取り(Chamfer)''という。これは覚える必要はなく、頭の片隅に入れておくだけでよいだろう。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin23.jpg)
#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin24.JPG)
#img(,clear)

 内部構造が見える特別なピンタンブラー錠(ピッキング練習用)を用いるとコツがすぐ掴めるだろう。金銭的に余裕があれば買ってもよいだろうが、あまりにも簡単すぎてちょっともったいないかもしれない。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/key11.gif)
VISIBLE LOCK CUT-AWAY。実売価格37ドル前後
#img(,clear)


**ピッキングが可能な構造上の理由 [#e1369f3f]
 ピッキングの基本は、ピンタンブラー錠の開錠の手順を知ることから始まる。ここをしっかりマスターしておくこと。 

 次の画像は、ピンタンブラー錠を上から見たところである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin25.JPG)
#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin26.jpg)
#img(,clear)

 (ピンが収まっている)穴とピンの間に僅かに隙間があることがわかるだろう。

 それぞれの穴(ピンが収まっている)は、中央線(Center Line)から僅かにずれている。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin27.jpg)
#img(,clear)

 2番目の穴と3番目の穴に注目してみる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin28.jpg)
#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin29.jpg)
#img(,clear)

 すると、3番目の穴が下に寄っていることがわかる。また、全体でみても、3番の穴が一番下に寄っている。実は、テンションレンチを使ったとき、ここのピンに最初にテンションがかかるのだ。つまり、これが最初にシアラインを揃えるべきピンの場所なのだ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin30.jpg)
#img(,clear)

 次の図が3番目の穴のピンにテンションがかかっていて状態である。厳密には1ピンずつしかテンションはかかっていないのだ。この点についてしっかり明記している本は少ない。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin31.jpg)
#img(,clear)


*ピッキングツール利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#xc87a5be]

**正攻法 [#t82957ab]

1:まず、シリンダー内に油(錠用の油。普通の油だとダメ。4Bの鉛筆の芯の粉とかでも代用できる)をさす。 

 これはピンの動きを滑らかにするためである。しかし、一般にはこの手順は飛ばす。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin33.jpg)
#img(,clear)

2:ピックを上下逆さまに奥まで入れて、ゆっくり上げる。そして、そのままゆっくり引く。パチンパチンと音、感触がわかるはずだ。これは上がったピンが下がったときの小さい衝撃である。これを数回繰り返して、きちんとピンが機能しているか確かめる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin34.jpg)
#img(,clear)

3:ステップ2と同じ動作を行い、ピンの数を数える。感触でピンの数を確かめる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin35.jpg)
#img(,clear)

4:テンションレンチをひっかけ、適切な力でテンションをかける。ピンタンブラーの場合は、人差し指を軽く押さえる程度の力で十分だ。力強くテンションをかけるのは間違いなので注意。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin36.JPG)
#img(,clear)

5:テンションをかけたまま、ピック(ここではフックピック。場合によってはダイヤモンドピックなどを用いる)を挿入して、ボトムピンと一緒にトップピンをやさしく押し上げる。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin39.jpg)
0度回転~
テンションをかける前
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin38.jpg)
2度回転~
テンションをかけたところ
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin40.jpg)
2度回転~
テンションをかけたまま、ピックでシアラインを揃えようとするところ
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin42.jpg)
4度回転~
ひとつのピンのシアラインが揃って、さらにちょっとだけ内筒が回転したところ
#img(,clear)

 次のように、ひとつのトップピンがシアラインに揃ってテンションがかかると、内筒に乗っかり(乗っかる場所を''Plug Shelf''という)、ほんのわずかに回転する。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin43.jpg)
#img(,clear)

 このシリンダーを上から見ると次のようになっているとする。それぞれの穴がわずかに中央線よりずれている。どんなに錠を厳密に作ろうとしてもこのようなずれが起こるのだ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin44.jpg)
#img(,clear)

 3番目の穴が一番下に位置している。つまり、テンションをかけたら3番目のピンが最初にひっかかる。つまり、この3番目のピンを最初に攻略することになる。しかし、このようにシリンダーを上から覗くことは実践では普通できない。よって、奥からピンを上げて確かめていくしかないのだ。 

 一番奥の5番目、4番目、3番目、…とピンを上げていく。すると、3番目のピンのシアラインが揃う。トップピンはPlug Shelfにひっかるので、ボトムピンだけが下がる。これは感触で知るしかない。この段階で最初にテンションをかけたときよりわずかに内筒が回る(上の例だと4度回転)。 

 次に、また奥から繰り返す。すると、5番目のピンのシアラインが揃う。シアラインが揃うたびに内筒の角度が増えていくはずだ。 

 そして、また奥から繰り返す。4番目、2番目、…とピンを上げていく。すると2番目のピンのシアラインが揃う。

 また奥から繰り返す。すると、4番目のピンのシアラインが揃う。

 最後に1番目のピンだけが残るので、これのシアラインを揃える。これで全部揃ったことになる。あとはテンションレンチを回転されていって内筒が回るはずだ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin45.jpg)
トップピンはきちんとPlug Shelfに乗っかり、うまくボトムピンだけが下がっているとき
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin46.jpg)
テンションをかけすぎてトップピンがきちんと上にいかずにひっかかって、失敗したとき
つまり、ボトムピンが落ちてくる感触というより、シアラインが揃って内筒がちょっとだけ回った感触の方がわかりやすいだろう。
#img(,clear)

6:次の図のようにすべてのトップピンの底辺がシアラインに揃えば、内筒は回る。これで開錠成功である。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin48.jpg)
#img(,clear)


**レーキング [#g2c19d19]
 次にレーキングというテクニックを紹介する。レーキングはディスクタンブラー錠によく使われる手法であるが、ピンタンブラー錠でも行える。ひとつずつピンを上げていく作業よりレーキングの方が簡単だ。微妙な感覚がわからなくても適当にやってれば開いてしまうからである。


**動画で理解する [#i7591cb7]

-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/woffice.mpeg]](オフィス入り口の鍵)
-[[動画2:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/webcab.mpeg]](キャビネットの鍵)
-[[動画3:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/bakdor.mpg]](裏口の鍵)
-[[動画4:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/pres2.mpg]](ロッカーの鍵)
-[[動画5:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/dblk.mpg]](自作ピッキングツール、キャビネットの鍵)
-[[動画6:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/dblk2.mpg]](自作ピッキングツール、キャビネットの鍵、両側)
-[[動画7:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/door1.mpg]](ドア)
-[[動画8:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/filelk.mpg]](ファイルキャビネット)
-[[動画9:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/filelk2.mpg]](ファイルキャビネット)
-[[動画10:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/frntdor.mpg]](玄関ドア)
-[[動画11:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/rakdsk.mpg]](鍵を閉める)
-[[動画12:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/rake4.mpg]]
-[[動画13:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/vickl2.mpg]](レーキング)
-[[動画14:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/viclk1.mpg]](レーキング)


*クリップピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#a405cd13]

**動画で理解する [#m903c82b]

-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/clipdor.mpg]](裏口の鍵)


*KWICKピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#e7ea1e33]

 ペン型のピックと考えていいでしょう。一見するとボールペンのようなものなので、職務質問や持ち物検査されたときでもピッキングツールを所持していることがばれにくいでしょう。 

 上のネジを緩めるとピックが内部から引き出すことができ、適当な長さに調整できる。左のペンの天辺のネジを緩めるとテンションを取り外せます。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/spy.gif)
PICK(私も持っています)。実売価格39ドル前後。
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kwick1.gif)
KWICKピック用の付け替え用ピック。実売価格3ドル前後。
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/kwick2.gif)
KWICKピック用の付け替え用テンション。実売価格3ドル前後。
#img(,clear)

**動画で理解する [#da909bc6]

-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking1.AVI]](アカデメイアオリジナル)
-[[動画2:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking2.AVI]](アカデメイアオリジナル)


*万能キー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#e70d3be8]

・''万能キー''とはピックとテンションの2つの機能を兼ね備えたピッキングツール。 

・簡単な構造の鍵なら、万能キー1本で開けることができる。 

・しかし、名前は「万能」だが利用に関しては全然万能ではない。


*テンションのみによるピンタンブラー錠の解錠 [#he583e46]

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin.gif)
#img(,clear)


*ピックガン利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#ef51153e]

 ''ピックガン''とは銃の形をしているピックの代わりになるピッキングツールです。レバーを引くと、先端の棒部分が上下に機械的な振動により、ピンに衝撃を与え、瞬間的にシアライン上にピンがない常態を作りあげる。このとき、鍵穴にテンションをかければ、内筒を回して開錠できるのである。画像において、矢印になっているところが上下に動くきます。テンションをかけた状態で鍵穴の奥(奥の下側に先端を合わせる)まで入れ、レバーを引くと開錠できるわけだ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun.jpg)
#img(,clear)


**特徴 [#yd93cf7d]

・筐体のところについているツマミを回すことで上下に動く距離、即ち振動のブレの大きさを調整することができる。 

 一般的に上に回すとブレの大きさを小さくでき、下に回すとブレの大きさを大きくできる。 

・注意して欲しいのが先端に付ける棒だけど、カーブしている方を下、真っ直ぐの方を上になるように接続すること。 

・一見、ピックガンは夢のような工具のように見えるかもしれないけど、ピッキングツールでのピッキングに慣れていないと、ピックガンを使ってもなかなか開かない。1回で揃えるものなので何度もカチカチ引き金を引く必要はない。そうしなければならないということは、ピックガンがうまく使えていない証拠である。つまり、鍵の原理を理解し、一番基本となるピックとテンションによる解錠方法について熟知しておかなければならないわけである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun5.gif)
#img(,clear)

・何度も衝撃を与えすぎると上ピンを支えるバネが使い物にならなくなってしまう。ただし、故意にそうすることで開錠を図ることもある。 

・ドアノブが邪魔でピックガンが使えないときは、くの字ピックをピックガンに装着して使う。このとき、先端がタンブラーの列とピックのラインが必ず並行になるように気を付けること。まっすぐ差し込まないと、錠が開かないだけでなく、ピックの先端を折ってしまうかもしれない。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun6.gif)
#img(,clear)

・鍵穴に挿入した状態でピックガンを上下左右に振ってはいけません。ピックが簡単に折れてしまう。 

・ピックガン用のピックはやわなので、ピックが折れてしまうことを防ぐためにピックガンを使わないときはなるべく先端のピックを外した状態で保管するようにしましょう。専用のケースがあれば別ですが、ケースがない場合は先端のピックを外す方が無難。 

**動画で理解する [#o680c7db]

-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking3.AVI]](アカデメイアオリジナル)


*スナッパー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#n1bea5da]

・スナッパーはピックガンの元祖といえるものである。

・引き金を引くことで、先端が振動し、シアラインを一瞬にして揃えようとする。

**古典型 [#mfb0c662]

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun10.jpg)
#img(,clear)

・最もシンプルなスナッパーといえる。


**進化形 [#zcd1e887]

・ピックガンの形に非常に近くなってきたスナッパー。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun4.gif)
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/striker.JPG)
#img(,clear)


**使用方法 [#afe99b4b]

1:テンションをかける。

2:striker部分を上にして、そこに親指が来るようにして、ドライバーやナイフを持つようにスナッパーを持つ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/st1.jpg)
#img(,clear)

3:先端のpick部分を鍵穴に入れて、きちんとすべてのピンと接触しているか感触で確かめる。あまり奥深くまで入れすぎても意味がないので注意。~
 また、きちんとスナッパーを鍵穴から見て時計の12時の位置になるように持つ。曲がっていてはうまくピンをはじけない。

4:striker部分を軽く親指で抑えながら下げていく。ちょっと下がったら、「パッ」と親指だけをstriker部分から離すことで、弾力のおかげでスナッパーが揺れ、pick部分も揺れる。この揺れにより、一気にすべてのピンを上げるのである。ピンを上げようと意識する必要はない。あくまでなすがままにまかせるのがコツである。おそらくこの感触を身に付けるには練習あるのみである。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/st2.jpg)
#img(,clear)


**特徴 [#gd5b1950]

・針金で簡易ピックガンを作ることができる。これだとあまり音が大きくないから場合によっては便利。 


**自作 [#zb436c8b]

・ハンガーを活用して作れる。とはいえハンガーの直径は鍵穴に指すには太すぎるので、先端だけを別の素材を使い、もち手のところにハンガーを利用するのである。ハンガーの微妙な弾力がうまくピンを上げる力となる。

・http://www.lockpicking101.com/viewtopic.php?p=53806#53806


*BUMPキー利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#m39a8b35]

 ''BUMPキー(bumping key:バンピングキー)''とは、鍵穴に差し込むことで一気にピンを上げてしまう特殊なキーである。[[このアニメGIF:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image9/bump_keying_slow.gif]]を見るとすぐに理解できると思う。

 アニメGIFでは省略されているが、当然のことながらテンションをかけてから挿入しなければならない。

 BUMPキーの発想はピックガンへと繋がる。ピックガンの形状が鉄砲のような形をしていいることからいえばスナッパーが起源となるが、原理からいえばBUMPキーこそが真の起源となる。

 2006年頃から再びBUMPキーが話題になっているが、古くからあったものが最近になって再び注目され始めたと考えた方がよい。なぜ注目されてきたのかというと、BUMPキーを使えば素人であっても対応する錠前を簡単に開けることができるからである。これは、よく使われている錠に対応するBUMPキーを複数用意しておけば[[空き巣]]には十分役に立つからである。

-ピッキングツール
--数本のピックとテンションさえあればOK。
--ピッキングの腕さえあれば、ほとんどの錠を開けることが可能。つまり、万能な半面、経験と時間が必要となってしまう。
-BUMPキー
--対応する錠に対しては誰でも解錠可能。
--空き巣を目的とする場合は、複数本用意しておく必要がある。
--ピッキングツールでは解錠が時間がかかるものでも、簡単に開いてしまう。


*電動ピックガン利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#c4db5259]

 ピックガンの亜種として、電動ピックガンという工具もある。普通のピックガンは引き金を引く行為を要したが、電動ピックガンでは自動的に絶えず細かく先端が震えることでシアラインをそろえてしまう特長を持つ。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun2.JPG)
「High Output Battery Pick」~
・実売価格120ドル前後。~
・一番普及しているタイプ。~
・私が使用している電動ピックガンと同じ。~
・単2電池3本使用する。
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun3.jpg)
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun7.gif)
「Rechargeable - ElectroPick (120v)」~
・実売価格165ドル前後。~
・ACから電源を取れる。
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun8.gif)
「Electropick 12v. Charger」~
・「Rechargeable - ElectroPick (120v)」のオプション。~
・実売価格60ドル前後。
#img(,clear)

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pickgun9.gif)
「Cradle Type 12v. Charger for Electropick」~
・「Rechargeable - ElectroPick (120v)」のオプション。~
・実売価格60ドル前後。
#img(,clear)


**特徴 [#jb8869ef]

・これはピックガンの引き金を引く行為を、電池によって自動的に振動してくれる。ピックガン、電動ピックガンは両方ともかなり音が大きいので、侵入時にはあまり使えない。 

・あくまで入ることが住人にあからじめ許可をもらっている場面や隣の家まで距離がかなり離れている場面など。 

・ピックを取り付けるためには小さい六角レンチを使う。


**High Output Battery Pickの分析 [#s1317815]

 電動ピックガンの自作に参考になるかもしれないので、High Output Battery Pickの動作について分析してみた。


***外観 [#l15473e5]

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/CIMG1762.jpg)
先から見たところ(まだピックは取り付けていない状態)
#img(,clear)

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/fuzoku.jpg)
付属品
#img(,clear)

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/denti.jpg)
電池を入れるところを抜いたところの先端側(こちらに電池プラス側が来る)
#img(,clear)


***専用ピックについて [#c02bec4f]

・専用ピックの形は次のようになっている。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/pick_sentan.jpg)
#img(,clear)

・厚さは0.6mmぐらい。

・付属している4本とも形・太さが共通している。

・手動のピックガン付属の専用ピックでもおそらく流用できる。

・振動幅は調整できるが、±2.5mmが目安。

[補足]ドルツ製の音波振動ハブラシ「EW1036」の振動と比べると、電動ピックガンの方が大きい。電動歯ブラシから電動ピックガンを作るならば、古いタイプのほうがよいかもしれない。その際、横振動は少なく、縦振動だけのものが好ましいだろう。


***利用の仕方 [#z642f6bc]

1:付属の六角レンチでゆるめてから、専用のピックを接続する。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/setuzoku.jpg)
ピック接続前
#img(,clear)

2:付属の六角レンチで次の画像の黒いところを回して、振動幅を調整する。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image3/sindouhaba.jpg)
#img(,clear)

3:これでセッティングは終わりで、後は普通にピッキングするだけ。


***動画で理解する [#vd890fee]

-[[動画1:http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/douga/akademeia_picking4.AVI]](アカデメイアオリジナル)
--20秒ぐらいで3つの錠を開錠する例。
--これは音が入っていない。



*スーパーRSKピック利用によるピンタンブラー錠の解錠 [#u020a8eb]

 鍵穴には様々な形状があるが、それが複雑であったり小さすぎたりすることがある。そうすると普通のピックでは引っかかったり、入らなかったりして、うまくいかないことがある。そこで登場するのが''スーパーRSKピック''である。これは、先端が注射針型のようになっていて、どんな形状の鍵穴にも滑り込ませることができる。弾力を利用してピッキングする。


*ピッキングツール利用によるエレベータ錠の解錠 [#x0bcd83b]

・エレベータには、ドアの部分と内部のボタン類の近くの2ヶ所に錠前が設置されている。 

・ボタン類の近くに設置された錠前は、デパートのエレベータで見るように、ドアの開閉を手動で行うときに使われる。鍵を差し込んだまま「開」にしておけば、ドアは開いたままになる。 

・また、中には錠前を操作することにより、ボタンには表示されていない謎の階に停止するエレベータもある。これは銀行系のビルに多いようです。 

・エレベータの錠前の多くは、ピンタンブラー錠が採用されている。玄関で使われているピンタンブラー錠よりピン数が少ないのでセキュリティは低い。 

 
*ピンタンブラー錠のピッキング対策(アンチピッキング) [#n9741209]

 ピンタンブラー錠は一般にピッキングに弱い。そのため、ピッキングを困難にするために、様々な仕組みが考案されている。 

・ピン列を複数にする。これを導入した錠を''マルチプルロウピンタンブラー錠''という。 

・キーウェイ(鍵穴の形)を複雑にしたり、狭く(きつく)する。

#img(http://s-akademeia.sakura.ne.jp/main/image8/pin32.JPG)
#img(,clear)

・スプールピン、マッシュルームピン、セパレートピンなどを採用する。 

・回転するピンを採用する。

・サイドバーを設ける。これを導入した錠を''サイドバー錠''という。


*斜め挿入テクニックによる解錠 [#u9f27cbc]

 いくつかのピンタンブラー錠(その他の錠もあるかもしれない)は、ピックをわずかに斜めにして挿入してピッキングする必要がある。次の図では20°だけ斜めにしている。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/IMG_0017.jpg)
#img(,clear)


*インプレッションによるピンタンブラー錠の合鍵作製 [#i5320ae1]

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin1.jpg)
#img(,clear)

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin2.jpg)
#img(,clear)

 ピンタンブラー錠は構造的に上(あるいは下にも)側に一列にピンが並んでいる。ここではわかりやすいように、ピン1本だけに着目しておく。正しい高さでないキーが入ると、ボトムピンとトップピンは一緒に上側に移動する。テンションをかけた状態なら、ボトムピンに内筒と外筒の間にひっかかる(ボトムピンの底がひっかかるという話ではないことに注意)。一方、正しいキーが挿入されれば、ボトムピンの底の一部分が内筒と外筒のちょっとした段差に乗り上げて、落ちてこない。

 この違いに注目する。つまり正しいキーの凸凹の高さならばキーに接触せず、正しくない高さならばキーに接触するということである。よって、ブランクキーの上部分にインプレッションマークがあれば、そこを1段分削る。1段分とは決められている値なので、その分だけ削る。もちろん4ピンのピンシリンダー錠ならば4箇所の削るべき場所がある。それぞれの場所をインプレッションマークがなくなるまで1段分削っていく。

 すべてのインプレッションマークがなくなれば仕上げとして凸凹の形を整える。凹の横幅は.062として、凸の角度を45度の三角にする。

 ところで、[[ウォード錠]]や[[レバータンブラー錠]]のインプレッションの方法としてススを塗る方法が使われるが、ピンタンブラー錠の場合はそういうアプローチでない方法がある。次に示すような道具を使う方法である。

#img(http://security2600.sakura.ne.jp/main2/image1/pin_in.jpg)
#img(,clear)

 どのように使うのかというと、ブランクキーを挟んで固定したままひねりをかけてテンションを掛けた状態にする。そして、前後に動かすことでブランクキーにインプレッションマークが付くのである。

 同様のことを実現する道具として次のようなものがある。

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 最後のピックガンに似たような道具は引き金を引くことで、前後運動ができる。

 なければ普通のペンチとかでも代用が効くだろう。


*参考文献 [#p9ac00cf]

-『HOW TO OPEN LOCKS WITH IMPROVISED TOOLS』
-『SECRETS OF LOCK PICKING』