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*目次 [#mbabd7fe]

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*小野小町【おののこまち】 [#mf1cd9de]

-世界三大美女の一人。
--他の2人は[[クレオパトラ]]と[[楊貴妃]]である。
-大変な才女でもあり、平安時代初期に活躍した六歌仙にも名を連ねている。
-[[紀貫之]]も『古今和歌集』の序文で、小野小町の歌風を高く評価している。
-小町の名は往来物、特に女人往来【にょにんおうらい】(女子のための往来物)にしばしば登場している。
--教科書的な配慮なのか、恋多き女性としてではなく、歌人として紹介されている。
-室町時代に作られた[[能楽]]や[[浄瑠璃]]の題材にも小町は登場している。
--小町を題材にした作品群を''小町物【こまちもの】''と呼ぶことがあるほどである。
---ただし、[[謡曲]]には「卒塔婆小町」のように晩年の小町を扱ったものしかない。卒塔婆に腰をかけた老女(小町)をとがめた僧侶が、逆に仏の道を説かれるという話である。


*小町算【こまちざん】 [#zd433cdc]

 [[小野小町]]に夢中だった深草少将【ふかくさのしょうしょう】に対して、小町は「百夜続けて通ってくるなら結婚してもいい」と答えた。少将は約束を果たすとしたのに、雨露や風雪も乗り越えて通ったが、99夜通ったところで突然死してしまった。

 この逸話を扱った謡曲の「卒塔婆小町」【そとばこまち】では、老いた小町に少将の霊が取り付いて、次を謡う。

>行きては帰り。帰りては行き。
>一夜二夜三夜四夜。七夜八夜九夜。
>…

 「5,6日目を飛ばして、1日目から10日目まで通った」という意味である。

 なぜこれが99夜の意味になるのかということについて様々な解釈がされた。[[和算]]では[[『塵劫記』]]よりも後から取り上げられるようになった。

 現在では1〜9あるいは1〜10の数値を順番を崩さずに、間に+,−,×,÷をいれて、合計で99にする計算方法などが小学校で学ぶ。小町算では5,6を抜いたバージョンで合計が99になるように計算するのである。数字の並びや記号の制約を設けることでバリエーションも増えた。

-少将バージョン
--江戸前期の『方円秘見集』【ほうえんひけんしゅう】の計算例
---1+2+3+4+7+8×9+10=99
--江戸中期の『勘者御伽雙子』【かんじゃおとぎぞうし】の計算例
---1×10+2×9+3×8+4×7+5×6−5−6=99
-現代バージョン
--1×2×3×4+5+6+7×8+9=100
--1+2+3+4+5+6+7+8×9=100
--1×2×3−4×5+6×7+8×9=100
--1+2+3−4+5+6+78+9=100
--123−45−67+89=100

*参考文献 [#j973dff5]

-『子どもたちは象をどう量ったのか?』